執筆者
株式会社アルファメイル
NP+編集部
「オトコを科学する」をキーワードに男性の悩みや課題の解決を科学的根拠をもってサポート。運動や睡眠、栄養など、健康に関する正しい知識を提供するためにコンテンツを製作中。
男性の性欲にはテストステロンが超重要!
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性欲は男性が快適な性生活を送る上で欠かせないものの1つです。
性欲がなければ性的興奮が十分に起こらず、勃起が上手くいかなくなったり、そもそも性行為自体をしようと思わなくなったりするので、男女ともに性的満足度が低下してしまいます。
性欲にとって重要なのは、男性ホルモンの代表格であるテストステロンです。
テストステロンによって脳内に興奮作用や快楽をもたらすドーパミンの分泌が促されることで性欲が高まります。
多くの研究からテストステロンの低下と性欲減退との間に相関関係があることが示されています出典[1]。
テストステロンは加齢により減少するほか、生活習慣の影響も受けるため、性欲を高める上では生活習慣のケアをしっかりと行い、テストステロンの分泌量を高めるのが重要となるのです。
オトコの性欲を強くする方法7選
性欲にとって重要な役割を担うのはテストステロンです。
テストステロンの低下は性欲の減退に繋がるので男性はテストステロンを高めることを意識する必要があります。
テストステロンは生活習慣の影響を受けやすいので、普段の生活習慣を見直し、セルフケアをしっかりと行うことが重要です。
オトコの性欲を強くする方法を7つ紹介します。
良質な睡眠を7~9時間確保する
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1つ目は良質な睡眠を7~9時間確保することです。
テストステロンは睡眠中に最も分泌されるホルモンです。そのため、睡眠時間が短かったり、質が悪かったりするとテストステロンは減少してしまいます。
2011年のアメリカのシカゴ大学の研究で、1日5時間の睡眠が1週間続くとテストステロンが10~15%も低下してしまうことが明らかにされています出典[2]。
睡眠の量や質が悪いと結果として性欲減退にも繋がるため、まずは十分な睡眠時間を確保することが重要です。
週3~5回程度のウエイトトレーニング
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2つ目は週3~5回程度のウエイトトレーニングです。
運動を行うと脳下垂体前葉が刺激され、精巣からのテストステロン合成が増えます。
強度の高い運動はテストステロンの増加に効果的だとされており、2020年にイタリアのラクイラ大学が発表した総説では、運動でテストステロンを上げるには中強度以上の運動が必要なことが示されています出典[3]。
中強度以上の運動でおすすめなのはバーベルやダンベルを用いたウエイトトレーニングです。
2014年に行なわれた立命館大学の研究を始め、1週間に3~5回程度の頻度で中強度のウエイトトレーニングを行うことでテストステロンが高まることが示されています出典[4]出典[5]。
ウエイトトレーニングの場合は10~15回程度ギリギリできる負の重量(目安として最大許容重量の70~80%)で実施するのが中程度になるので目安にしてください。
1日に3個以上、卵を食べる

3つ目は1日に3個以上、卵を食べることです。
卵はビタミンCと食物繊維以外の栄養素を含む完全栄養食です。
テストステロンは様々な栄養素の働きを通じて合成・分泌されるので、卵を活用して栄養を補給することをおすすめします。
2021年にイランのイスファハーン大学が行った研究では、1日に3個の全卵を12週間食べることでテストステロンが約20%高まることが示されています出典[6]
卵黄に栄養が詰まっているため、全卵で食べるようにしましょう。
週に2回以上、魚介類を食べる

4つ目は週に2回以上、魚介類を食べることです。
魚介類にはω-3脂肪酸が豊富で、強力な抗炎症作用により精巣を守ることで、テストステロンが高まる可能性があるのです。
2024年に発表された静岡大学の研究で、テストステロンが大きく低下する高齢男性において、魚の摂取量を増やすとテストステロンが0.7ng/mlも高まることが示されています出典[7]。
また、魚介類を食べるカップルは性行為の頻度が高いことを示唆する研究もあり、2018年にハーバード公衆衛生大学院で行なわれた研究では、週に2回以上の魚介類の摂取があると性行為の頻度が約50%も増えることが示されています出典[8]。
テストステロンが高まるだけでない効果も期待できるのでパートナーとともに魚介類を食べることを意識してみましょう。
1日に30分ほど日光を浴びる
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5つ目は1日に30分ほど日光を浴びることです。
テストステロンの合成に必要なビタミンDは食事から摂取できる他、日光を浴びることでも体内で合成されます。
そのため、日光を浴びることでテストステロンの合成量を増やすことができるのです。
2021年にイスラエルのテルアヴィヴ大学の研究グループはマウスを用いた実験で、25分紫外線を浴びると性欲に関連した行動が2倍程度高まることが示しています出典[9]。
最適な日光を浴びる時間は地域や天気によっても異なるので、1日30分程度を目安に日光を浴びることを意識してみましょう。
パートナーとマッサージし合う

6つ目はパートナーとマッサージし合うことです。
パートナーとマッサージを行うことで、ストレスが軽減され、精巣へのダメージが減ることで、テストステロンの分泌が高まる可能性があります。
2019年にイギリスのノーザンブリア大学が実施した研究では、3週間パートナーとマッサージし合うことでストレススコアが軽減することが示されています出典[10]。
ストレスが軽減することでテストステロンが高まる可能性があるので、パートナーとともにお互いを労りながら実施してみましょう。
テストインクリースを摂取する

7つ目はテストインクリースを摂取することです。
テストインクリースは、ブラックムスリとフェヌグリーク、2種の植物から抽出した有効成分を組み合わせたテストステロンを高める効果のあるサプリメントです。
2019年にインドのキング・ジョージズ・メディカル大学の研究グループが発表した報告では、12週間テストステロンインクリースを摂取することでテストステロンが1.7倍に増えるだけでなく、性欲に関するアンケートスコアも4倍に増加することが示されています出典[11]。
テストインクリースは性欲を高めてくれる可能性はありますが、あくまでサプリメントであることを忘れないでおきましょう。
テストインクリースを摂取しておけば大丈夫なわけではなく、他の対策がしっかり達成できた上で十分な効果を発揮できるものであることを意識してください。
まとめ
今回は男性の性欲を増強する方法を7つ紹介しました。
性欲はパートナーとの快適な性生活を送る上で欠かせないものの1つです。
性欲にとって重要や役割を担うテストステロンは加齢や生活習慣の影響を受けて低下してしまうので、日々の生活の中でセルフケアをしっかりと行うことが重要です。
テストステロンが高まるように運動や睡眠、食生活など日々の生活習慣を見直しつつ、足りない部分をテストインクリースなどのサプリメントで補うことで性欲を改善してあげましょう。
出典
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