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NP+が独自に調査した一次情報に関する記事を編集しています。
NP+一次情報編集部
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出典:株式会社アルファメイル
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目次
調査背景
弊社はEDや男性不妊、活力低下等の男性特有の課題解決を目的とした、男性特化型のヘルスケアブランドの「ナイトプロテイン」を運営している。メンズヘルスケアに関する専門的な情報の発信やコンサルティング、サプリメントの開発販売が主な取り組みだ。
そんな我々が現在着目している社会課題がある。「夫婦間のセックスレス」だ。近年では性行為を行わない、いわゆるセックスレス夫婦が増加しているとの統計データがあるのだ。
夫婦間における性行為は関係を良好に保つための重要なコミュニケーションの一つでもある。逆に言えば行為が行われないと絆に亀裂が入り、修復不可能なレベルまで仲違いするケースも珍しくない。事実、セックスレスが原因で離婚に至るケースも非常に多い。少子化が加速している昨今では、特に注目するべき社会課題であることは明白である。
この重要な問題に挑むべく、アンケート調査を実施することで”根本的な原因の解明”と”解決策の提案”を行うことにした。
2組に1組がセックスレス
さっそく調査結果を紹介したいところだが、まずは「セックスレスの定義」を定めたい。
日本性科学会によると「特別な事情がないにもかかわらず、カップルの合意した性交渉が1ヶ月以上ないこと」と定義されている。本調査においても1ヶ月以上”性行為”が行われていない場合を「セックスレス夫婦」と定めることにした。
ではセックスレスの夫婦はどのくらい存在するのだろうか?
男性300人、女性300人の合計600人を対象にした調査の結果、約50%もの方が1月以上性行為をしていないという結果になった。つまり「2組に1組」はセックスレス夫婦なのだ。
セックスレスの増加が叫ばれているとはいえ、ここまで多いのは驚きの結果ではないだろうか。さらに約3割の夫婦では3ヶ月以上行為がないと回答していることからも、一度レスになると関係を修復するのは中々難しいことがうかがえるだろう。
加齢と共にセックスレス夫婦の割合が増加
先のデータは既婚男女600人全員を対象としたものであり、若い20代の人もいれば50代以上の比較的高齢の人も含まれている。ここからはさらに具体的な実態を調査するべく年齢別のセックスレスの割合を分析していこうと思う。
年代別に最後に性行為を行った時期について調査した結果が上記のグラフだ。明らかに年齢層が上がる程セックスレス夫婦の割合は増加し、加えてレス状態は長期化することが見て取れる。
20代では7割の人が1ヶ月以内に性行為を行っているのに対し、50代以上となると2割にまで落ち込む。さらに年代とともに半年や1年以上の長期間に渡り行為を行っていないケースも増える傾向にあるのだ。
セックスレスの原因は年代・性別で違う!?
なぜこんなにも多くの夫婦がセックスレスに陥ってしまうのだろうか?本調査ではこの夫婦間のセックスレスの原因を徹底的に分析するべく以下の2つの観点から調査を進めた。
- 年齢
- 性別
上記グラフにもある通り年齢毎に性事情は大きく変動する。さらに男女では当然性に対する価値観も異なるだろう。それぞれの詳しい調査結果を見ていこう。
【年代別】セックスレスの原因割合
まずは年齢。例えば仕事では年功序列で責任のある業務を任せられることも増え、それに伴ってストレスも大きくなる。さらには肉体的にも衰え、行為への積極性も失われていくと予測できるだろう。
30代からセックスレス夫婦が増加すると先ほどのグラフで確認できたため、30代・40代・50代以上におけるセックスレスの原因を分析していこうと思う。
まず30代においては、その他を除くと最も多い割合となったのは「肉体的な疲れ」。一般的に30代は仕事に注ぐ時間が比較的多いためこの結果となったのだと推測できる。さらに20代の頃よりも徐々に回復力などの健康状態の低下が生じることも大きいだろう。
実際に30代のコメントでは以下のようなコメントが確認できている。肉体的疲労が原因でセックスレスになっているケースが多いようだ。
仕事が忙しすぎて体力的にしんどかったため。
次に40代を見ていこう。
30代で主な原因であった肉体的・精神的な疲労が減少している一方で、高い割合となったのは「行為に満足できない」である。
特に男性では40代は”性機能の衰え”が強く現れる年齢だ。行為で十分な機能を発揮できなくなり満足いかない状態になるわけだ。さらに男性側が萎えていれば女性も満足できないのは当然だろう。
例えば以下のコメントように40代の男性は精力的に衰えを感じているようだ。
相手に飽きたのと精力が加齢とともに減退してきたのが原因かなと。
最後に50代以上の夫婦に注目しよう。
50代では「行為に満足できない」が減少している代わりに、「マンネリ化」「パートナーとの関係性の変化」が上昇している。長く連れ添うパートナーだからこそ、どうしても新鮮さが失われていくのだ。さらには異性ではなく”家族”としての意識がより強くなるのも要因だと考えられる。
(男性)妻をセックスの対象と見るのが困難になってきていること
(女性)日頃の生活の中で次第に無くなっていった。
上記のコメントのように夫婦生活が長くなるにつれて男女共に関係性が変化していることが見て取れる。このように各年代ではセックスレスの原因の傾向は異なる。若年層では疲労が目立った原因である一方で、年齢とともに徐々に夫婦間の関係性も問題となる傾向にあると言えそうだ。
男女比較で読み解くセックスレス夫婦の原因
続いては性別毎の原因を読み解いていこう。男女では性行為に対する捉え方や感覚も異なるため、すれ違いが生じるのは仕方がない。しかしそのすれ違いこそがセックスレスの大きな要因の一つとも推測できるため、無視できない課題なのだ。
予想の通り、男女のセックスレスの原因は大きく異なる結果となった。まず女性から確認していくと最も多い原因が「精神的な疲れやストレス」。次いで「肉体的な疲労」「生活環境の変化」という結果になった。
ちなみに生活環境の変化とは、育児による疲労やストレスであるとの意見が多い。
子供を出産後、育児で疲れてしまい、余裕がなかったことがきっかけです。
続いて男性だが、「肉体的な疲労」「精神的な疲れやストレス」だけではなく、「パートナーとの関係の変化」や「パートナーに断られた」、「マンネリ化」などの項目も平均的に多いのが分かるだろう。男女間でのギャップが特に大きいセックスレスの原因をピックアップしてみた。
順位 | セックスレスの原因 | ギャップ | 男性 | 女性 |
1位 | パートナーの外見の変化 | 3.3倍 | 20 | 6 |
2位 | パートナーに断られた | 3倍 | 42 | 14 |
3位 | 精神的な疲れやストレス | 1.7倍 | 46 | 79 |
4位 | 生活環境の変化 | 1.4倍 | 45 | 65 |
女性は肉体的・精神的な疲労などの自分自身の体調面が原因となるケースが多いのに対して、男性は個人の体調だけでなく”パートナーに求める期待値との差”が要因となる場合もあることが読み取れるだろう。
リアルなコメントから予測するセックスレス夫婦の解決策
原因が浮き彫りになったところで解決策を考えていこう。
「セックスレス解決のきっかけ」をアンケートしたところ、最も多かったものが夫婦間で積極的にコミュニケーションを取るというコメント。まずはお互いが感じている原因を共有し合うことからセックスレス解消が始まるのだ。
これは男女共に挙げられたコメントであることから最も基本的な手段と言えそうだ。例えば直接セックスレスについて真剣に話し合い解消した人もいる。
私からセックスについて話題を出して話し合ったことです。主人も気になっていたそうなのですがタイミングが無く、また、口下手なので自分から言い出せなかったことが分かり、お互い思っていることを伝えることができて解消しました。
デリケートで言いにくい問題だからこそ、まずは正面から向き合うことが解決の一歩となるのだ。
直接的に性行為を話題にするのではなく、普段の夫婦生活で感じている不満を赤裸々に告白し合うことでセックスレスが解消したケースもある。
話し合って普段の生活のすれ違いや不満をぶつけあって夫婦関係を持ち直した
男女で感じているレスの原因も異なるためお互いの不満を把握し合うことこそがスタートラインだと言えるだろう。
ではそれぞれが感じている原因や課題が浮き彫りになったところで、具体的にどう対策するべきなのか。
ここからは特に多く挙げられた原因である、「肉体的な疲労」「精神的な疲れやストレス」「パートナーとの関係の変化」「パートナーに断られた」を次の3つの括りでまとめた上で、対策を提案していく。
- パートナーとのすれ違い
- 肉体、精神のストレスや疲労感
- 加齢に伴う肉体的な衰え
アンケートのコメントをもとに順番に見ていこう。
◆ パートナーとのすれ違いへの対策
まずはパートナーに断られるなどの夫婦のすれ違いの解決策だ。行為に積極的になれないのは、パートナーの魅力を忘れてしまっているからではないだろうか?
コメントを参考にすると、2人きりの時間を作ることで距離を縮めるのが有効になりそうだ。例えば飲みや旅行に行く、丸一日かけたデートをするなどが挙げられる。
飲みに行った帰り、なんとなくその雰囲気になり、ホテルでセックスすることが出来ました。
旅行で相手を満足させられた事で、夜の営みも『たまにはいいか』みたいな感じになったので
結婚記念日に二人っきりで丸一日デートをしたこと。
先にも述べた通り、コミュニケーションを取りお互いに感じている不満やレスの原因を共有し合うことが解消のスタートラインになる。そのためにも上記のコメントで確認できる通り気恥ずかしさはあると思うが、デートに出かけることや記念日に旅行に行く等の2人きりの時間を創ることが必要と言えそうだ。
◆ 肉体、精神のストレスや疲労感への対策
次にストレスや疲労感への対策だ。コメントによると夫婦で協力して時間を生み出すことで、お互いの負担を軽減しているケースが多く見受けられた。
お互いのことを労わりつつ、夫婦で協力して時間を作ろうと働きかけたことです。
パートナーが疲労を感じている場合は家事や育児を協力し合うことが効果的だ。また自ずとスキンシップも増え夫婦仲が向上することも予想できる。
また育児による疲労がセックスレスの主な原因になっている場合は以下のコメントが参考になるかもしれない。
性欲が戻ったのと子供を親に預けられるようになって2人の時間が増えたから。
育児は数ある夫婦間のセックスレスの原因の中でも特に長期的に継続することが特徴だ。その分肉体的・精神的疲労も蓄積することは間違いない。両親の協力を得るのも有効的な対策だと言えるだろう。
◆加齢に伴う肉体の衰え
加齢による衰えもセックスレスをもたらすマンネリ化につながるのだ。特に顕著に現れるのは男性のパフォーマンス低下である。
体力(=精力ではない。)減退(以前のようなセックスができない)。また、それを克服するほどの情熱がなくなった(=マンネリ化)。
こちらは50代以上の男性からのコメントだが、体力減退だけでなく夫婦間のセックスレスを解決するほどのモチベーションが湧かないとのこと。
確かに若い頃と比較して、性欲等の男性としてのパフォーマンスや物事への意欲等の活力は加齢と共に減少する傾向がある。これは”テストステロン”と呼ばれる男性ホルモンの減少によるものだ。
テストステロンとは男性ホルモンの一種で判断力・決断力などの精神面や性欲、性機能など男性的な特徴に深く関わる物質なのだが、年齢とともに徐々に低下してしまうことが分かっている。
つまり衰えを改善、予防するにはテストステロンを意識した取り組みが重要なのだ。
7〜8時間の睡眠の確保、適度な運動、栄養バランスの整った食事等の健康的な生活習慣を意識することが何よりも重要である。
ちなみに弊社ではそのような生活習慣の問題をサポートするべく、専門資格を有するスタッフが在籍している。公式LINEでは24時間質問を受け付けており、状況に合わせたアドバイスをしているのでぜひ活用して欲しい。
調査結果
ここまでセックスレス夫婦の割合や原因・解決策について分析を進めてきた。2組に1組がセックスレス夫婦であり、加齢と共にレス夫婦は増加する傾向にあることが分かった。また年齢や男女で原因と認識しているものが大きく異なることが読み取れる結果となった。
本調査で読み取れた原因と解決策についてまとめていきたい。
◆原因
夫婦がセックスレスになる原因は以下の3つに大きく分けられる。
- パートナーとのすれ違い
- 肉体、精神のストレスや疲労感
- 加齢に伴う肉体的な衰え
◆解決策
先のどの原因についても、まず前提として「夫婦間で積極的にコミュニケーションを取りお互いの原因を把握すること」が最も重要。その上で以下の通り原因別に対策を行うことが有効と言えそうだ。
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