ペニスは大きくできる?できない?増大法の真実を学術的な根拠を元に解説
2024年11月15日更新

執筆者

株式会社アルファメイル

NP+編集部

「オトコを科学する」をキーワードに男性の悩みや課題の解決を科学的根拠をもってサポート。運動や睡眠、栄養など、健康に関する正しい知識を提供するためにコンテンツを製作中。

はじめに

多くの男性が悩むペニスのサイズ問題。日本人だけでなく世界中の男性の悩みの種になっています。2006年にアメリカの心理学会が行った研究では、25,592人の男性のうち45%の男性がペニスのサイズを大きくしたいと考えていることがわかりました。出典[1]実際に弊社が行っているLINE無料相談窓口でも、あらゆる年代の方からペニスのサイズに関する悩みは後を絶えません。

ペニスのサイズの悩みは非常に根深いものがあり、世の中には「〇〇㎝アップ!!」といった激しめの広告やグッズがたくさん存在しています。しかしその中には、学術的根拠が存在しないものや陰茎の壊死、感覚の喪失など取り返しのつかないケガになるリスクを秘めているものまであります。

「周りの人よりも小さい」、「学生時代に友人からいじられた」といった理由からサイズに悩みを持ち、増大に興味を持ち始める人が多いですが、その全員にとって言えることは「一番大切なのは安全かつリスクを負わないこと」です。何かの拍子でペニスに支障をもたらしてしまった場合、排尿や性行為に支障を来したり、最悪の場合、ペニスの切除を余儀なくされるケースもあります。

ではそれらのリスクにさらすことなく、安全かつ確実にペニスを増大させることは可能なのでしょうか?それを理解するためにはまず、ペニスのサイズや成長の仕組みについて理解をしなくてはいけません。

ペニスのサイズは何で決まる?いつまで成長するのか

ペニスのサイズを決める要因

ペニスのサイズは人それぞれ。そのサイズを決定づける大きな要因は「遺伝子」です。人種や自慰行為の頻度などによって変わるのではないかとお考えの方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

父親から受け継ぐY染色体が精巣や陰茎などあらゆる器官の発育に関係しています。必ずしも父親のみの遺伝子が自分のペニスのサイズに関する遺伝子に関係しているわけではありませんが、父親から受け継がれたものをもとに作られた自分自身の遺伝子がペニスのサイズを決定づけるのです。

さらに、母胎内や幼児期に分泌されるテストステロンと呼ばれる男性ホルモンも非常に重要なカギを握っています。事実、この時期に分泌されるテストステロンの量が少ないとマイクロペニスと呼ばれる、平均よりも極端に小さいペニス(成人の場合は勃起時に7㎝以下)になってしまうことが明らかになっています。出典[2]このテストステロンは思春期である二次性徴期に最も多く分泌されます。オーストラリアの研究機関が2014年に発表した調査によれば、男子は思春期の間に男性力の源であるテストステロン値はなんと約30倍まで増加することが確認されています。出典[3]

実はこの時期に分泌されるテストステロンの量もペニスのサイズにおいて非常に重要な要素であることが明らかになっているのです。ある研究 によると思春期に女性ホルモンであるエストロゲンが多く分泌され、テストステロンの分泌量が少ないと平均より小さいペニスになってしまうことが報告されています。出典[4]

では、この成長はいつまで続くのでしょうか。

 

成人後も成長するのか

残念ながら、二次性徴期(一般的に18~19歳前後まで)でペニスの成長は終わってしまいます。この時期に大量に分泌されるテストステロンの影響を最後に、ペニスのサイズは決定されます。

では、それ以降ずっと同じサイズを維持し続けるのでしょうか?決してそんなことはありません。「成長」は終わりますが、成人後のペニスのサイズを「血流」がコントロールします。

ペニスは「陰茎海綿体」と呼ばれる組織でできています。ここに陰茎海綿体に流れる血液の量でペニスのサイズは変わるため、ここに流れる血液の量が少なくなるとペニスは小さくなってしまうのです。

そのため、肥満や喫煙習慣など血流を悪くする習慣はペニスのサイズの減少につながってしまいます。

実際、喫煙者と非喫煙者のペニスのサイズを比較した研究 では、長さ太さともに非喫煙者の方が大きいというデータが存在します。出典[5]言い換えると、血流の改善によりペニスのサイズを増大させることが可能ということです。

では、世の中に出回っている増大法や増大グッズはどのようなメカニズムを持つのでしょうか。また、安全かつ確実に増大させるものは存在するのでしょうか。
この後は学術的根拠を元にそれらに焦点を当てながら解説していきます。

世に出回っている増大法7つを学術的根拠をもとに解説

増大といっても様々なパターンが存在します。今回の記事では、先ほど解説した「成長」を除き、「外部からの拡張」、「持っているものの最適化」にフォーカスして解説していきます。

 

1.ペニスポンプ

最も知名度が高く、皆さんもよく目にするのがペニスポンプでしょう。手動式、電動式、水圧式の3種類が存在し、すべてペニスに流れる血流にアプローチをすることでペニスのサイズを大きくする道具です。「増大ポンプ」と呼ばれることもあります。

しかし本来はEDの改善や勃起の維持に問題がある場合に使用する道具だということをご存じでしょうか。勃起は陰茎海綿体に血液が集まることで起こります。つまり、EDの方や勃起の維持に問題を抱えている男性は何らかの影響でこのシステムに支障をきたしているのです。ペニスポンプはポンプ内を真空にする効果により、ペニスに血液を流し込むことで勃起をさせたり、勃起の維持に役立ちます。

では、このような作用を持つペニスポンプに増大効果はあるのでしょうか。

なんとイランのテヘラン医科大学で行われた研究 では、伸長したペニスの長さが7㎝程度の比較的短いペニスを持つ男性37名が半年間、週に3回20分間ペニスポンプを使用したところ、平均0.3㎝長くなることが確認されました。出典[6]

しかし同研究では、37名の男性のうち陰茎の血腫が1件、亀頭のしびれが1件発生したことも明らかになっています。

他にも高すぎる空気圧や強すぎる力を加えての使用、長時間の使用は陰茎の出血や壊死などの大きなリスクがあります。安全とは言い難い増大法かもしれません。

EDでお悩みの方には効果的かもしれませんが、使い方には十分配慮して使用するようにしてください。

 

2.ペニスエクステンダー

ペニスポンプとよく比較される道具として有名なペニスエクステンダーペニスを引き伸ばした状態で亀頭部分と根元部分をロックし、長時間牽引することでペニスの長さのアップを狙う道具です。

では実際、どのくらいの期間使用したらどの程度長くなるのでしょうか。実は、ペニスポンプとは対照的に驚くようなデータが存在するのです。

ペニスポンプの研究と同様、イランのテヘラン医科大学で行われた研究では、3か月の間、毎日9時間ペニスエクステンダーを装着することで1.5㎝以上長くなることが確認されました。出典[7]ペニスポンプの約5倍の効果が見込めるということですね。

しかし、ここには大きな障壁があります。就寝時には使用できないのです。つまり3か月の間、通勤中の電車や職場、学校で装着することになります。さらにペニスを引き伸ばした状態で固定するため外観的にもかなり目立ってしまうのです。
また、伸ばしすぎによるアザや神経損傷、血栓ができる可能性があるため、本当に安全で効果的な道具であるかはさらなる研究データが必要でしょう。

どんなに労力をかけてでも大きくしたい!とお考えの方には有効かもしれませんが、くれぐれも安全には気を付けて使用してください。

 

3.コックリング

コックリングはペニスポンプやペニスエクステンダーと同様、容易に手にすることができる道具の一つです。シリコン、ゴム、ナイロンといった軟質なものから金属やプラスチックといった硬質なものまで存在します。この道具は増大を目的とするものではなく、勃起後にペニスの根元に装着することで、ペニス内部に血液を滞留させ勃起の維持や勃起力の向上のために使用されます。

このコックリングを増大法の一つとしてお考えの方もいらっしゃいますが、それは事実無根です。勃起力を向上させるため、一時的に大きくなる可能性はあるかもしれませんが、永続的にペニスを増大させることは不可能であり、そのようなデータも存在しません。

さらに30分以上コックリングを装着すると、血流の遮断により神経に異常をきしたり壊死してしまう可能性があります。
EDのための使用では効果を見込めるかもしれませんが、長期的な増大効果はありません。自分の用途に合わせて、安全に使用するようにしましょう。

 

4.手術

「外部からの拡張」の代表例として挙げられるのが増大手術です。増大手術といっても様々な種類が存在し、アプローチの仕方もすべて異なります。今回はその中でも有名な手術5つを解説していきます。

 

①靭帯切断

まず1つ目は、陰茎が付着している靭帯を切断する靭帯切断術です。実は、陰茎は懸垂靭帯と呼ばれる靭帯を介して恥骨に付着しているため、大部分は体内に隠れており、見えている部分は一部にすぎません

この靭帯切断術は恥骨に付着している懸垂靭帯を切断し、可視化できる部分の陰茎を伸ばす方法です。

ポルトガルのリスボン大学をはじめとする6つの機関で共同して行われた研究では、成人男性16人の遺体の懸垂靭帯を完全切断したところ、平均2.6㎝長くなることがわかりました。出典[8]
しかし、この手術で切断する懸垂靭帯は上向きの勃起に重要な役割を果たします。つまり、懸垂靭帯を切断することで「勃起した時に下向きになってしまう」といった別の悩みに発展してしまう可能性があるのです。

さらにこの手術は陰茎幹と呼ばれる陰茎の「軸」を伸ばすことはできないため、勃起時のサイズは大きくなりません。

また、傷跡の痛みや陰茎の違和感が残る可能性、下向きの勃起になることによる性行為の困難さから満足度は決して高いものとは言えません。実際、靭帯切断手術を受けた42人の患者のうち満足した方はたったの35%でした。出典[9]

確かに大きくはなるかもしれませんが、新たな悩みへの発展やけがのリスクなどを考慮する必要があります。

 

②自己脂肪注入

この手術は、自身の腹部や太もも、お尻の脂肪を陰茎組織に注入し陰茎を長く太くする方法です。外部から何かを注入する場合は拒絶反応やアレルギー反応が出てしまう可能性がありますが、自身の体脂肪を使用するこの手術は拒絶反応やアレルギー反応のリスクが低いことがメリットとして挙げられます。

2006年に行われたある研究では、88名の患者が自身の体脂肪を40~68㏄注入したところ、長さが平均2.39㎝、周囲長が平均2.65㎝増加したことが報告されています。出典[10]

しかしながらこの手術で定着する脂肪はたったの30~40%であり、移植1年で20~80%の体積を失ってしまうことがわかっています。そのため、満足のいく状態を維持するためには複数回の手術が必要で、それに伴い費用の上昇やしこりや脂肪塞栓症など合併症のリスクが上がります。

まずはこれらのリスクをしっかりと理解する必要があるでしょう。

 

③ヒアルロン酸注入

顔の美容整形で使用される代表的な皮膚フィラーであるヒアルロン酸。実は、陰茎に注入する手術も存在するのです。

2018年に韓国のソウルにある高麗大学医学部と韓国カトリック大学医学部が32名の男性を対象として行った研究では、陰茎の周囲長が平均2.3㎝増加したことが確認されています。出典[11]しかしながら、この増大が一生涯続くわけではありません。増大の持続時間は12~24か月ほどであり、最終的には溶解してしまいます。そのため、定期的なメンテナンス治療が必要になります。

さらに2019年に中国の北京大学や四川州医学科学院、成都九龍病院が共同して行った研究では、ヒアルロン酸注入による陰茎増大術を受けた230名の男性のうち、4.3%の患者が感染症、皮下出血、皮下結節などの合併症を患ったことが明らかになっています。出典[12]

合併症が発生するというデータがある以上、この手術を受けることはペニスをリスクにさらすことになってしまいます。

 

④シリコン挿入

球型、楕円型、リング型、スティック型などの様々な形状のシリコン器具を陰茎の皮膚の内部に挿入する手術です。通常時及び勃起時の胴回りの長さを増加させたり、へこみを修正する方法として多くのクリニックで行われています。

物体を陰茎に挿入するためこの手術を行えば確実に大きくはなりますが、それ以上に気になるデータも存在します。

カリフォルニア州ロサンゼルスにあるシーダーズ・サイナイ医療センター泌尿器科をはじめとする様々な医療機関が共同して行った研究では、400人の患者において陰茎内に血液がたまってしまう漿液腫が4.8%、瘢痕形成が4.5%、感染症が3.3%発生し、さらに3.0%の患者がシリコン装置の除去を余儀なくされてしまいました。合計すると10%以上の患者が副作用を訴えているのです。出典[13]

繰り返しますが、ペニスを危険にさらさないことが一番重要事項。くれぐれも安全には配慮をしてください。

 

⑤下腹部の脂肪吸引

最後は陰茎に直接アプローチするのではなく、陰茎を取り囲む組織にアプローチをして大きく見せる方法です。陰茎は下腹部のすぐ近くに存在するため、下腹部に脂肪がつくと陰茎は体内に埋まり、実際よりも小さく見えてしまいます。さらに体脂肪の増加はEDにもなりやすいことが明らかになっています。

実際にイタリア、フィレンツェのカレッジ病院が、26名の患者(28~38歳、平均BMI:29)を対象として行った研究では、平均450mlの脂肪を吸引したところ、平均2.4㎝長くなったことが報告されています。出典[14]

男性の健康的なBMIは22.0とされているため、BMIが29.0前後の患者は過体重もしくは肥満に分類されます。このように太り気味で下腹部の脂肪により可視化できる陰茎のサイズが短くなっている男性には有効ですが、すべての男性に有効というわけではありません。さらに、再び脂肪がついてしまうと言うまでもなく元通りになってしまうため、体系維持が重要になります。

また、同研究では合併症として、浮腫が73.0%、斑状出血が27.0%、血腫が3.8%、包皮の創傷治癒不良が7.7%発生したと報告されているため、決して安全であるとは言えません。

下腹部の体脂肪により、見える陰茎の長さが短くなってしまっている男性は、脂肪吸引手術という選択肢も有効化かもしれませんが、まずは運動や食生活の見直しによる生活習慣の改善に取り組んでみてはいかかでしょうか?

 

・増大手術のまとめ

ここまで5種類の手術を解説してきましたが、日本では医学的に誤った手術法が横行しているのが現状です。多くのクリニックで増大手術は行われていますが、すべてにおいて瘢痕形成や感染症、痛み、ペニスの感覚の喪失など深刻な合併症のリスクがあることを認識しておかなくてはいけません。最悪の場合、ペニスの切除を余儀なくされる可能性もあります。

日本のクリニックでは増大手術を推奨するケースがありますが、日本の泌尿器科よりも高い地位にあるアメリカの泌尿器科学会では、有効性と安全性に関する科学的根拠が存在しないことから、増大手術を推奨していないのが現実です。出典[15]日本でも大きな病院では増大手術をすすめる医者はいません。

目の前のメリットに気を取られ、取り返しのつかない事態になれば一生後悔することになります。手術をする前に一度立ち止まり、考え直してみてください。

 

5.ジェルキング

ペニスのサイズに関する悩みが話題になっているのはここ最近というわけではありません。何世紀にもわたって数多くのペニスを引き伸ばすストレッチ方法が文化として伝わってきました。その中でも現在もなお引き継がれているのが、中東のスーダン部族から始まったと伝えられている「ジェルキング」です。

ジェルキングとはペニスを引き伸ばすことを目的としたマッサージ運動で、皮膚を伸ばして「小さな裂け目」を作り、それが治ることでペニスが長く、太く見えると言われています。

ジェルキングと調べると通常時や勃起時のサイズをアップさせるといった情報が出回っていますが、本当に増大効果はあるのでしょうか?

実際、ジェルキングの増大に関する医学的なデータの存在はなく、逸話的なものなのです。「小さな裂け目」を作るというのは、筋肉トレーニングにおける筋肥大の考え方です。筋肉トレーニングで鍛えることができる「骨格筋」は確かに小さな裂け目を作ることで筋肉をより強く大きくすることができますが、ペニスの筋肉は「平滑筋」と呼ばれ、流れる血液によってサイズが変わります。そのため、ジェルキングによる増大効果は考えにくいのです。

また、強くしごきすぎることでペニスと骨盤を繋ぐ靭帯の損傷や打撲傷、さらにはEDにまで発展してしまう可能性があります。

本当に効果的なら医学的証拠が世の中に拡大しているはず。安全面を考慮すると、無理なジェルキングはおすすめできません。

 

6.サプリメント

よくSNSや広告などで目にする増大サプリ。「〇㎝増大!」などとよく書かれていますよね。この記事を読まれている皆さんも増大サプリに関しては疑心暗鬼になられている方が多いのではないでしょうか。その感覚は正しいです。実際、巷でよく目にする増大サプリは学術的根拠がないものがほとんどです。

しかし、臨床試験データで増大効果が確認されている成分も存在します。今回は臨床試験データにより増大効果が認められている2つの成分を紹介します。

 

①ブラックVキューブ

ブラックVキューブは、タイで「クラチャイダム」として知られている植物由来の原料です。有効成分のジメトキシンフラボンを5%以上含有するように規格化されている規格化素材です。

クラチャイダム は、抗炎症作用、抗酸化作用、抗がん作用、代謝の促進、アンチエイジング効果、身体機能の向上など、多くの効果が研究により確認されている素材です。出典[16]

では、ペニスのサイズに関してはどのように作用するのでしょうか。

陰茎には、血流の増加を阻害するPDE5と呼ばれる酵素が存在します。クラチャイダムはこのPDE5の阻害効果を最も強く持っていることがわかっているのです。出典[17]

そのためクラチャイダム抽出物は、血流にアプローチし、ペニスの長さや太さを増大させることができるのです。
タイで行われた研究では、クラチャイダムを2か月間90mg摂取したところ、
・通常時:長さ太さともに約1㎝増大
・勃起時:長さ太さともに約0.8㎝増大
したことが確認されました。出典[18]さらに、同研究ではクラチャイダムを摂取することで性的刺激への反応時間が半分以下にまで短くなるといった効果も確認されています。男性機能にとって非常に効果のある素材なのです。

ブラックVキューブの推奨量は50~120mgとされています。増大効果を期待する場合は1日90mg摂取するのが良いでしょう。

 

②バイオドーパ

バイオドーパとは、ムクナ豆に含まれるL-dopaという有効成分を30%以上含むように規格化されている規格化素材です。このL-dopaは神経伝達物質の1つである「ドーパミン」の前駆体として知られており、ドーパミンは快楽や幸福感、やる気、集中力のほか男性機能や性欲などにも大きく影響します。そんなドーパミンの前駆体であるL-dopaを高濃度で含むバイオドーパはドーパミンの分泌量を増やす効果があるのです。さらにこのドーパミンはテストステロンの分泌に重要なGnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)を活性化させ、テストステロンを上昇させることがわかっています。

事実、ムクナ豆粉末を3か月間、毎日5g摂取したところ、血中のテストステロン値が27%も上昇した ことが明らかになっています。出典[19]

さらに21人の男性を対象としたある研究では、バイオドーパの有効成分であるL-dopaを7日間、800mg摂取したところ、テストステロンの上昇により勃起力が向上し、勃起時の周囲長が約1.4倍も増加したことが報告されています。また、夜間勃起の頻度が約1.8倍、勃起の持続時間が約2.1倍に増えるなど男性機能において非常に大きな役割を果たすことがわかっています。出典[20]

しかしながら、バイオドーパを販売しているバイオアクティブ社によると、バイオドーパの1日の推奨摂取量は300mgとされています。そのため、先ほどの研究のような摂取の仕方は好ましくありません。サプリメントを摂取する際は必ず推奨量内に収めるようにしましょう。

いずれにせよ、増大に関する学術的根拠が存在するサプリメントも存在することをお判りいただけたかと思います。サプリメントは薬品とは異なり食品であるため、大量摂取などといった誤った摂取法をしなければ体に支障をきたすことはありません。サプリメントにより増大をしたいとお考えの方は、ブラックVキューブバイオドーパのような学術的根拠があるものを選びましょう。

 

7.テストステロン補充治療

先述したとおり、テストステロンは胎児期から二次性徴が終了するまでのペニスの成長過程の中で非常に重要な要素になります。一般的に成人後のテストステロンがペニスのサイズに影響があることは研究では明かされていませんが、実はテストステロン補充治療がペニスのサイズを改善する例外のケースがあります。

それはマイクロペニスを持つ男性の場合です。このマイクロペニスの男性は人口の約0.015% と常に少ない割合ですが、出典[21]幼少期に分泌されるテストステロンの量が少ないことが起因しており、ほぼ先天的なことであることがわかっています。

ある調査では、マイクロペニスの男性が3週間に渡り、ゴナドトロピン投与とテストステロンクリームでの治療を行ったところ、
・ゴナドトロピン投与:長さ14.3%増加、周囲長5.0%増加
・テストステロンクリーム治療:長さ60%増加、周囲長52.9%増加
といった結果が得られました。出典[22]

テストステロンは男性のパフォーマンスやQoLにおいて非常に重要なホルモン。加齢や乱れた生活習慣に伴うテストステロンの低下は男性の悩みである男性更年期障害の原因になってしまいます。医学的なテストステロン補充治療に限らず、安全に副作用なくテストステロンを最適化するサプリメントも存在するので気になる方は調べてみてください。

みんなペニスのサイズを気にしすぎ?

ここまで7つの増大法を解説してきました。自分が思っていたのとは違うものや知らないことまであったと思います。冒頭でも説明したとおり、世の中の半分近くの男性がペニスのサイズに悩みを持っています。しかし、ほとんどの男性が気にしすぎかもしれません。

ある研究では、85%の女性がパートナーのサイズに満足していることが報告されています。出典[23]さらに世の中の男性の95%が平均の範囲内にいることも明らかになりました。出典[24]

ちなみに、国内王手の販売会社である株式会社TENGAが50万人を対象に日本人の平均値を算出したところ、 長さ13.56㎝、亀頭の直径3.53㎝、竿部分の直径3.19㎝という結果が出ました。出典[25]

何事においても考えすぎることは良くありません。「自分のペニスは小さい」という思い込みは陰醜形恐怖症(PDD)小陰茎恐怖症(SPA)と呼ばれ、精神的・心理的な要因による心因性EDや性的満足度の欠如につながってしますのです。出典[26]

そもそも性行為においてペニスのサイズは最重要ではありませんし、日本泌尿器科学会の専門医によると、勃起時に6㎝以上あれば精子は卵巣まで到達するため生殖は可能とのことです。

ペニスのサイズに関して悩みすぎる必要はありません。悩みすぎがかえって別の問題に転移してしまう可能性もあります。ほとんどの男性が平均の範囲内にいることや、多くの女性が男性のペニスのサイズに満足していることを覚えておいてください。

皆さんが今日からすべきこと

ここまで、ペニスの増大法の真実について解説してきました。危険が伴うものから、広まってはいるものの事実無根のものまで様々な増大法がありましたね。

ペニスのサイズを安全に増大させる方法はブラックVキューブやバイオドーパなどの学術的根拠があるサプリメント以外ありませんが、皆さんが本当に尽力すべき点はそこではないかもしれません。

先述したようにペニスのサイズがすべてではありません。性欲や活力、勃起力など男性機能全般の向上に尽力すべき男性はたくさんいらっしゃるのです。加齢や好ましくない生活習慣によるテストステロンの低下は、性欲、活力、勃起力などを含むあらゆる男性機能を含む低下させてしまいます。出典[27]

生活習慣の見直しやテストステロンブースターなどの使用により、男性のパフォーマンスやQoLの源であるテストステロンの向上させることが多くの男性にとっての重要事項です。もちろん、血流が良くなることにより、ペニスのサイズが改善される可能性も大いにあります。

弊社ナイトプロテインのLINE無料相談窓口では、人には相談しづらい男性特有に悩みや生活習慣に関する相談、テストステロンブースターなどのサプリメントの紹介まで、様々な面から男性をサポートしています。是非お気軽にご相談ください。

 

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