

執筆者
株式会社アルファメイル
NP+編集部
「オトコを科学する」をキーワードに男性の悩みや課題の解決を科学的根拠をもってサポート。運動や睡眠、栄養など、健康に関する正しい知識を提供するためにコンテンツを製作中。
男性の性欲アップは「テストステロン」と「ドーパミン」が鍵
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性欲は快適な性生活を送る上で欠かせないものです。
性欲があることで男性は性的興奮を感じ、勃起できるようになることで、性行為を行うことができます。
性欲に欠かせないのがテストステロンとドーパミンの2つのホルモンです。
男性ホルモンの代表格であるテストステロンは男性機能や筋骨隆々とした男らしい体を作るだけでなく、性欲にも重要な役割を果たしています。
2022年にカリフォルニア大学の研究グループが発表したテストステロンと性欲に関する総説で、多くの研究からテストステロンの低下と性欲減退との間に相関関係があることが示されています出典[1]。
この理由はテストステロンによって、脳内に興奮作用や快楽をもたらす作用のあるドーパミンの分泌が促されるためです。
2022年にイタリアのカリアリ大学が発表した総説では、ドーパミンが男性の性欲行動に関わることが明らかにされています出典[2]。
テストステロンとドーパミンは性欲にとって重要な役割を担うホルモンなので、不足しないように心がけることが大事です。
男性の性欲アップに効果的な方法7選
男性は性欲があることで勃起することができ、性行為ができるようになるので、性欲は快適な性生活を送る上で欠かせないものです。
性欲を高めるための鍵はテストステロンとドーパミンの2つです。
次に男性の性欲アップに効果的な方法を7個紹介します。
1.週3~5回程度の中強度の運動

1つ目は週3~5回程度の中強度の運動を実施することです。
運動によって脳下垂体前葉が刺激されることで、精巣からのテストステロン合成を増やすことができるのです。
2020年にイタリアのラクイラ大学の研究では、運動でテストステロンを上げるには中強度以上の運動の実施が必要なことが示されています出典[3]。
もちろんいきなり高い強度で運動すると、怪我をしたり、運動が嫌になったりする可能性もあります。
運動習慣がない人はまずは簡単な運動から始め、慣れてきたら徐々に強度を高めていくのがおすすめです。
まずは週に3~5回を目安に取り組んでみましょう。
2.良質な睡眠を7~8時間確保する
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2つ目は良質な睡眠を7~8時間確保することです。
性欲にとって重要である「テストステロン」は1日の中で眠っている間に最も分泌されるホルモンです。
睡眠時間が短かったり、眠りが浅かったりすると分泌量が低下してしまうことがあります。
2011年にアメリカのシカゴ大学で行なわれた研究では、1日5時間以下の睡眠が1週間続くと、テストステロンが10~15%も低下してしまうことが示されています出典[4]。
睡眠時間を確保するとともに良質な睡眠をとることを心がけましょう。
3.体脂肪を増やしすぎず減らしすぎない
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3つ目は体脂肪を増やしすぎず減らしすぎないことです。
テストステロンにとって体脂肪の量は多すぎても少なすぎてもよくなく、適切な量である必要があります。
多くの研究から、太りすぎて体脂肪率が高くなるとテストステロンが低下してしまうことがわかっています出典[5]。
これは、血液中の炎症性のサイトカインや脂質量が増え、精巣などのテストステロン合成系にダメージを与えたり、テストステロンを女性ホルモンに変換する酵素(アロマターゼ)が増えたりすることが原因です。
一方で、テストステロンは体脂肪に含まれるコレステロールを材料に作られるため、痩せすぎによる過度な体脂肪の低下もテストステロンの低下を招く要因となります。
2013年にアメリカのフィッチバーグ州立大学で行われた研究では、体脂肪率を5%まで絞り込むと、テストステロンが70%以上も低下してしまうことが示されています出典[6]。
太りすぎず、痩せすぎず、腹筋のラインがうっすら見えるくらいの体脂肪量を維持することがベストです。
4.1日に25分程度日光を浴びる

4つ目は1日に25分程度日光を浴びることです。
テストステロンの合成にはビタミンDが必要です。ビタミンDは食事以外に、日光を浴びることで体内で増やすことができます。
2021年にイスラエルのテルアヴィヴ大学で行なわれた研究では、25分日光浴するとテストステロと性欲が高まることが示されています出典[7]。
また、日光はビタミンDだけでなくドーパミンの受容体を増やすことも明らかにされています出典[8]。
適切な日光浴の時間は地域や季節、天気によって異なりますが、1日に最低25分を目安に浴びることを心がけてみましょう。
5.ポルノの視聴を辞める

5つ目はポルノの視聴を辞めることです。
ポルノの画像や動画は性的刺激が強いため、ドーパミンが大量に分泌され、過剰に脳が活性化されてしまいます。そうすると、脳の機能が消耗してしまい、脳の神経細胞が集まる領域である灰白質が小さくなってしまうことで、これまでと同様の刺激では興奮しにくくなってしまうのです。
2014年にドイツのマックス・プランク協会で行なわれた研究で、ポルノの視聴時間の長さと灰白質の量に負の相関関係があることが明らかにされています出典[9]。
灰白質が低下することで、ドーパミンが分泌されにくくなり、興奮しにくくなってしまうのです。
性欲を高めるためにもポルノは控えるようにしましょう。
6.ブリスケアの摂取

6つ目はブリスケアの摂取です。
ブリスケアはムクナマメを抽出した素材で、有効成分のL-DOPAが60%という超高濃度で含まれるように規格化されたサプリメントです。
L-DOPAはやる気ホルモンのドーパミンの前駆体であり、体内でドーパミンを合成する際の原料となります。
ドーパミンにはテストステロン合成を促す作用もあるため、ブリスケアの摂取はドーパミンやテストステロンの上昇を通じて、性欲をアップしてくれる可能性があるのです。
2009年にインドのキング・ジョージズ・メディカル大学で行なわれた研究では、ムクナ豆5gを3ヶ月食べることでドーパミンは約60%、テストステロンは約30%高まることが明らかにされています出典[10]。
効率的に性欲をアップさせたい方は普段の食事にプラスαで摂取してみましょう。
7.テストインクリースの摂取

7つ目はテストインクリースの摂取です。
テストインクリースは、ブラックムスリとフェヌグリーク、2種の植物から抽出した有効成分を組み合わせたテストステロンを高める効果のあるサプリメントです。性欲や男性機能を高める効果が研究で確認されています。
2019年にインドのキング・ジョージズ・メディカル大学の研究グループが発表した報告では、12週間テストステロンインクリースを摂取することでテストステロンが1.7倍になり、性欲に関するアンケートスコアが4倍に増加したことが示されています出典[11]。
テストインクリースもあくまでサプリメントです。
先ほどのブリスケアも同様ですが、サプリメントだけを摂取していれば大丈夫というわけではありません。運動や睡眠などの他の生活習慣を整えた上でそれでも物足りない場合に摂取するようにしましょう。
本気で性欲を高めたい人は・・・
今回は男性の性欲アップに効果的な方法を7つ紹介しました。性欲の鍵を握るのはテストステロンとドーパミンになります。
運動や睡眠など日々の生活習慣を見直しつつ、足りない部分をブリスケアやテストインクリースなどのサプリメントで補うことで効率的に性欲を高めてあげましょう。
ただし、「何から始めるべきか?」に関しては、人によって異なります。スクワットでテストステロンを高めることが最善の人もいれば、ポルノを辞めることが重要な人もいます。
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