【危険?】テストステロンブースターの副作用とおすすめサプリを解説
2025年6月24日更新

執筆者

管理栄養士

井後結香

管理栄養士の資格取得後、病院に勤務。献立作成や栄養指導を経験後、健康相談員として地域の特定保健指導業務や疾病の重症化予防事業などに取り組む。健康管理の要となる食事の記事では、無理なく日々の生活に取り入れられるような内容を心掛けている。手軽かつ楽しい食改善で体質の向上を目指せるよう、読みやすく分かりやすい文章での紹介に努めている。

テストステロンブースターってどんなもの?

テストステロンブースターとは、体内のテストステロンを増やす(ブーストする)効果が確認されているサプリメントのことです。

男性ホルモンのテストステロンには、性欲や勃起力、精子を作る能力などの性機能面を支える働きのほか、筋肉の合成を促したり、やる気や競争心を刺激したりといった、肉体や精神に対する効果も確認されています

男らしさやたくましさを支えるテストステロンですが、体内量のピークはなんと20代。30歳を過ぎた頃から年1%のペースで減少が始まるほか出典[1]35~40歳を過ぎれば減少が加速し、年に1~3%のペースになるとの報告も出典[2]

また加齢にともない、暴飲暴食、夜更かし、運動不足、ストレスなどの生活習慣の乱れも生じやすく、さらにテストステロンが減りやすくなるとも言われています。

テストステロンの減少は性欲減退、勃起不全、精子の質の低下、筋力の低下、無気力など、さまざまな症状に関係しています。これらは男性の更年期障害の症状としても知られていますね出典[3]

テストステロンを増やすものとして亜鉛やビタミンDのような基本栄養素も重要ですが、これらは普段の食事からも摂取が可能。また不足していない場合にサプリメントで必要以上の基本栄養素を摂取しても、テストステロンの増加は見られないことも分かっています出典[4]

一方のテストステロンブースターは、普段の食事からは摂取の難しい希少成分を効率よく摂れるサプリメント。またテストステロンの分泌能力を元のポテンシャル以上に引き上げるように働くため、より高いテストステロン増強効果が期待できるとされています。

生活習慣の改善と併せてテストステロンブースターを摂ることで、男性のコンディションの悩みを解決しやすくなるかもしれません。

テストステロンブースターには副作用がある?

このように、テストステロンブースターにはテストステロンの体内量を増やす効果が期待できます。しかしサプリメントに馴染みがない場合、テストステロンを増やす作用とは別の、体に悪影響をもたらす、いわゆる副作用について気になるかもしれません。

ここからはテストステロンブースターにおける副作用の可能性について解説します。

 

テストステロン補充療法のような強い副作用はない

結論として、テストステロンブースターには目立った副作用が確認されていません。テストステロンブースターに副作用が見られにくい理由は、テストステロンの増やし方にあると考えられています。

男性の更年期障害によるさまざまな症状を緩和するための治療として、テストステロンそのものを取り入れる「テストステロン補充療法」がおこなわれることがあります。

しかし体の外からテストステロンを加える補充療法では、体内のテストステロンが急激に増加。ホルモンバランスが大きく変化することで、前立腺疾患や多血症などを生じるケースも確認されており、副作用のリスクから治療をためらう方も少なくありません出典[1]

副作用に加え、治療法にも難点がいくつかあります。通院の手間がかかることに加え、痛みをともなう注射、痒みや剝がれの可能性があるテストステロンパッチ、吸収率にムラが生じるテストステロン製剤など、いずれの治療法も安全性と手軽さを両立できてはいない現状があるようです出典[1]

一方、テストステロンブースターはテストステロンを分泌する仕組みに働きかけ、分泌量を緩やかに増やすよう作用します。また、すでにあるテストステロンが減少しないように働きかけるものもありますね。

テストステロンの急激な増加が起こらない分、副作用の心配がなく、また錠剤や粉などを飲むだけであるため、痛みや痒み、時間的拘束なども伴いません。テストステロンを安全かつ手軽に増やしたい場合の選択肢として、テストステロンブースターは適していると言えそうですね。

 

海外製のサプリメントの成分に注意

テストステロンブースターの成分は基本的に目立った副作用を生じないものですが、海外製のサプリメントに含まれている成分には注意が必要です。

というのも、日本と海外ではサプリメントに使用できるものと、医薬品の扱いになるものとの区別が一部異なるため、副作用の強さゆえに医薬品に指定され、サプリメントとして使用できない成分が、海外では規制がないためにサプリメントに配合されている可能性があるのです。

テストステロンブースターや精力剤のようなサプリメントで注意すべき成分として、次のようなものがあります。

トリビュラス(ハマビシ)

肝機能障害、腎機能障害、神経毒性出典[5]

アシュワガンダ

黄疸や高ビリルビン血症をはじめとする肝機能障害出典[6]

ヨヒンビン(ヨヒンベ)

胃腸障害、頻脈、けいれん発作、心臓発作出典[7]出典[8]

これらはいずれも日本において医薬品に指定されている成分を含む植物です。ハーブの扱いで海外産のサプリメントに含有されることがあるようですが、副作用を生じたケースが少なからずある点に注意すべきでしょう。

テストステロンブースターは、テストステロンを増やしやすくする体質改善のため、数か月単位で飲み続けることになります。体調不良のリスクを避けるため、ネット通販などで海外のサプリメントを購入する際には、これらの成分が含まれていないか確認しておきましょう。

副作用のリスクが低いテストステロンブースター3選

テストステロンブースターは2~3か月以上継続しなければ効果を実感しづらいため、安心して飲み続けられるよう、副作用のリスクが低いものを選びたいものです。

そこでここからは、テストステロンを増やす効果が確認できている成分のうち、臨床試験により目立った副作用の見られなかった、安全性の高いものについて厳選して3種類紹介します。安全性かつ効果を実感しやすいテストステロンブースターを探している方は、ぜひ参考にしてください。

 

テスノア

テスノアは強力な抗酸化物質を豊富に摂取できるサプリメントです。ザクロ由来のプニカラギンを3.5%、カカオ由来のテオブロミンを0.5%含むように規格化されています。

抗酸化作用により過剰な活性酸素の働きを抑え、酸化ストレスを減らす効果が期待できます。テストステロンの合成場所である精巣は、活性酸素に弱い組織であるため出典[9]テスノアにより精巣を保護できれば、テストステロンの分泌量も増えやすくなるでしょう。

テスノアの摂取によるテストステロンの増加は、20代の若者から70歳の高齢者まで、幅広い年代で確認されています。作用も性行為全体の満足度の増加のほか、筋力の増加、疲労の軽減、睡眠の質の増加、ストレスの軽減などが確認されており、身体面や精神面に悩みを抱える方にも役立つ可能性がありそうですね出典[10]出典[11]出典[12]

テスノアを2~3か月摂取した後での血液検査、尿検査、臨床化学検査、バイタルチェックなどでは、値が正常範囲内に留まったと報告されています出典[11]出典[12]。目立つ副作用が確認できなかったことから、サプリメントとしての安全性は高いと言えるでしょう。

テスノアの効果を得るためには継続が重要です。いずれの研究においても、おおむね8週間以上の摂取で効果が見られているため、テスノアを試す際にはまず2か月を目安に続けて飲んでみましょう。

 

テストフェン

テストフェンからは、カレーのスパイスとして有名な種子、フェヌグリークを効率よく摂ることができます。フェヌサイドと名付けた一連のサポニン化合物グループを50%以上含む規格化成分として定義されていますね。

サポニンは強力な抗酸化物質として機能するほか、食後高血糖を抑えるようにも働きます出典[13]糖質の摂りすぎで血糖値が急上昇すると、活性酸素が大量に発生し、酸化ストレスとして精巣を傷付けてテストステロンを大きく低下させることも出典[14]。血糖コントロールをサポートするアイテムとしても、テストフェンは役立ちそうですね。

フェヌグリーク、およびテストフェンによるテストステロンの増加は、20代の若年層でも70代の高齢層でも確認できています出典[15]出典[16]性機能の向上をはじめ、筋力の増加や疲労の軽減、ストレスの軽減、男性更年期障害の症状の改善など、さまざまな効果を実感できているようです出典[16]出典[17]出典[18]

フェヌグリークを摂取した男性の血液検査や生化学的検査は、摂取期間中すべて正常の範囲内であったこと、重篤な副作用は起こらなかったことが報告されており出典[16]、安全性が高いことも示されています。

テスノアと同じく、性機能面、身体面、精神面とあらゆるコンディションを高めやすくするサプリメントとして、テストフェンは役立ちそうですね。

 

LJ100

LJ100はトンカットアリという植物の抽出物を効率よく摂取できるサプリメント。22%のユーリペプチド、40%のグリコサポニン、20%のポリサッカライド、1%のユーリコマノンを含むものとして規格化されています。

グリコサポニンやポリサッカライドは活性酸素の発生を抑えて酸化ストレスを減らすように働く物質。ユーリペプチドやユーリコマノンはテストステロンの分泌を促す効果のある物質です。

さらにユーリコマノンにはテストステロンを減らす酵素を阻害する作用も確認されているため出典[19]テストステロンの体内量を保ちやすくする効果がより期待できそうですね。

トンカットアリのテストステロンを増やす効果は、中高年以上の男性を中心に広く見られています出典[19]効果の実感としては性機能の向上を中心に、筋トレにおける筋力の増加効率を高めたり、不安や精神的ストレスを軽減したり、睡眠の質を高めたりといった内容が見られます出典[20]出典[21]出典[22]

トンカットアリの摂取において、血液、肝臓、腎臓の臨床検査がおこなわれましたが、プラセボ(偽のサプリメント)と比較して有意な変化は見られなかったと報告されています出典[19]。トンカットアリ抽出物のサプリメントであるLJ100もまた、安全に摂取を続けられるものと言えそうですね。

トンカットアリを効率よく摂るため、規格化成分であるLJ100をぜひ活用しましょう。

 

安全なテストステロンブースターの選び方をナイトプロテイン公式LINEで相談!

テストステロンブースターは、テストステロンを自然な形で増やしやすくする、安全性の高いサプリメントです。海外産の医薬品成分が含まれたサプリメントには注意が必要ですが、希少成分を効率よく摂取できる規格化成分のテストステロンブースターを活用すれば、効果的かつ安全に、テストステロンを増やして男性のコンディションを整えられるでしょう。

規格化成分であり、かつ安全性の高いテストステロンブースターは複数確認されていますが、自身の目的に最も合うサプリメントを探すことは難しいものです。

より専門的かつ包括的な観点から、最適なサプリメントを選びたい方は、ぜひナイトプロテイン公式LINEで相談してはいかがでしょう?

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