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NP+が独自に調査した一次情報に関する記事を編集しています。
NP+一次情報編集部
本記事のデータを引用する際は以下の文言の記載をお願いいたします。
出典:株式会社アルファメイル
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調査実施の背景
勃起とは性的興奮をきっかけに血液が陰茎海綿体に送り込まれることで陰茎が大きくなる現象です。血管が拡張し、十分な血液量が送り込まれることで、硬さや大きさが維持されます。つまり正常な男性機能を保つ上では、血管を健康に保つ必要があります。
一方で喫煙は血行障害を引き起こし、ED(勃起不全)のリスクを高める可能性があります。タバコには多くの有害物質が含まれており、これらが血管の内側の細胞を傷つけるためです。日本性機能学会と日本泌尿器科学会が発表しているED診療ガイドラインでも喫煙はEDのリスクファクターとして正式に登録されています。
では実際に喫煙は男性機能に悪影響を及ぼすのでしょうか?そこで今回、紙タバコの利用の有無と男性機能の関係について調査することに至りました。
調査概要
- 集計期間:2022年9月27日~10月2日
- 調査方法:インターネット集計
- 調査対象:日本全国の30歳~50歳の男性
- 調査人数:紙タバコを利用している190名、喫煙を辞めてから3年以上経過している187名
※30~59歳の男性を200名集め、年齢基準を満たさなかったデータを排除 - 調査方法:インターネットアンケート
一斉調査による判明情報
上記の条件に従い、計377名の30歳~50歳の男性にアンケートを行った結果、判明した事実を発表していきます。それぞれ区分ごとに分けているので順番にご覧ください。
勃ちに悩んだことはありますか?
タバコの利用の有無に関わらず約5割の男性が勃ちに悩んだことがあると回答しました。
具体的には紙タバコ利用者で44%、非喫煙者で47%の男性が勃ちに悩んだことがある(”深刻に悩んだことがある”もしくは”少し悩んだことがある”)と回答しています。
男性機能に悩む人の割合はタバコの利用の有無によって変わらないようです。
性的刺激による勃起の場合、硬さはどの程度ですか?
タバコの利用の有無に関わらず約8割の男性が勃起時に十分な硬さになると回答しました。
具体的には紙タバコ利用者で81%、非喫煙者で77%の男性が勃起時に十分な硬さになる(”陰茎は完全に硬く、硬直している”もしくは”陰茎は挿入には十分に硬いが、完全には硬くない”)と回答しています。
タバコの利用の有無は勃起時の硬さに大きく影響しないようです。
セックスの際、勃起はどのくらい維持できますか?
タバコの利用の有無に関わらず約8割の男性が持続力に問題ないと回答しました。
具体的には紙タバコ利用者で85%、非喫煙者で75%の男性が持続力に問題がない(”毎回、セックスに十分なほど維持できる”もしくは”たいていの場合セックスに十分なほど維持できる”)と回答しています。
タバコの利用の有無は勃起時の持続力に大きく影響しないようです。
セックスの際、勃起はどのくらい維持できますか?
勃起時の持続力について、紙タバコを1日に吸う本数で分けたところ、10本以上吸うと「毎回セックスに十分なほど維持できる」と回答する人の割合が減少することが分かりました。
具体的には1日10本以下の男性(117人)では42%であったのに対し、1日10本以上吸う男性(73人)では20%まで低下しました。
一日に吸うタバコの本数が増えることで男性機能に若干マイナスの影響を与えるのかもしれませんね。
調査結果のまとめ
今回は喫煙とEDの関係についてインターネット調査を実施しました。
今回の調査で判明した結果は以下の通りです。
- 男性機能に悩む人の割合はタバコの利用の有無によって変わらない。
- タバコの利用の有無は勃起時の硬さや持続力に大きく影響しない
- ただし一日に吸うタバコの本数が増えると勃起不全になる可能性がある
男性機能に悪影響と考えられている喫煙ですが、実際には大きく影響しないことが判明しました。
ただし今回の調査では喫煙本数が一日10本以下のライトスモーカーが過半数を占めていたことに注意が必要です。本調査でも1日10本以上吸っている人では、勃起時の持続力が低下する可能性が示唆されました。
ヘビースモーカーと男性機能の関係については更なる調査が必要です。
※アンケートデータの引用について
データの下に引用元である以下の文言の記載をお願いいたします。
出典:株式会社アルファメイル「喫煙と勃起不全に関する実態調査」https://plus.nightprotein.jp/articles/148
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