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NP+が独自に調査した一次情報に関する記事を編集しています。
NP+一次情報編集部
本記事のデータを引用する際は以下の文言の記載をお願いいたします。
出典:株式会社アルファメイル
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調査実施の背景
現代社会において、働く人々が抱えるストレスは大きな社会問題となっています。通勤時間の長さや過重労働、人間関係のストレスなど、多様な要因がストレスの原因となっています。このようなストレスは、心身の健康に悪影響を与えることが知られています。
一方、男性にとってはED(勃起不全)が問題となることもあります。EDは、勃起不全や勃起の持続性が低下することで、性的な快感を得ることができなくなる症状です。EDの原因には、生活習慣の乱れ以外にも、心身のストレスや精神的な問題などがあげられています。
このような背景から、働き方やストレスがEDの発生に与える影響を明らかにすることが必要とされています。近年ではフリーランスやリモートワークなど会社に縛られない働き方も増えています。そこで今回は、働き方や役職、ストレスが男性特有のパフォーマンスとどのように関係しているか調査しました。
この調査を通じて、働く人々の健康な働き方の推進やEDの予防策などについて、具体的な情報を得ることが期待されます。また、調査結果は、企業や政府が労働環境の改善に向けた施策を検討する上でも有用な指標となるでしょう。
調査概要
<概要>
- 集計期間:2022年11月16日~2022年11月30日
- 調査方法:インターネット集計
- 調査対象:40~72歳の男性
- 調査人数:495名
<質問内容>
- 年齢
- ストレスの度合い
- EDの悩みの有無
- 朝勃ちの有無
- 通勤時間
- 職業
- 役職
一斉調査による判明情報
上記の条件に従い、計495名の40歳〜72歳の男性にアンケートを行った結果、判明した事実をご紹介します。それぞれ区分ごとに分けているので順番にご覧ください。
仕事に付きものなストレスが大きいとEDのリスクが高まる
まず、ストレスと男性機能の関係についてアンケートをとりました。その結果、ストレスをおおいに感じている人は、ストレスを感じない人に比べて、勃起に悩む人の割合が大きいことがわかりました。
勃起は男性ホルモンのテストステロンが脳に作用して、興奮を維持することで起こる減少です。しかしストレスが多いとテストステロンの分泌量が大幅に低下すると言われています。つまり、ストレスを軽減することは、EDの予防や改善につながる可能性があります。適度な運動やリラックスする時間を持つこと、睡眠の質を改善すること、ストレス解消法を取り入れることなどが、ストレス軽減に役立ちます。
通勤時間が長くなるにつれて、EDに悩む人も増える
日本では、朝と夕方のラッシュアワーがたいへん混雑します。主に電車やバスを利用する人が多いため、駅やバス停、車内は非常に人が多いです。特に都心部や人口の多い地域では、非常に込み合っていることが多く、通勤時間が長くなると肉体的にも精神的にも多大なストレスがかかります。
今回512名の40歳以上の男性にアンケートを取った結果、通勤時間が長くなるほど、EDに悩む人の割合が増えました。特に通勤に1時間以上かかる人は、「0~30分」の人と比べると、EDに悩む人が1.5倍となりました。
また同時に睡眠時間と朝勃ちの有無を調べたところ、睡眠時間が6時間以下になると、朝勃ちの回数が著しく減少することがわかりました。実際にここ一か月朝勃ちがほとんどなかったと答えた人の割合は、睡眠時間が7時間以上の人は5%で合ったのに対し、6時間以下の人は23%でした。
健康な勃起に重要な男性ホルモンは睡眠中に最も分泌されます。しかし通勤時間が長くなり、十分な睡眠がとれないと、テストステロンの分泌量が低下し、男性機能が低下する可能性があります。
通勤はストレスと睡眠不足の両面からEDを引き起こす可能性があります。男性機能の低下に悩む人は、リモートワークの仕事への転職や、オフィスに近い場所への引っ越しを検討してみてもよいかもしれません。
自由な働き方のフリーランスはEDに悩む人が少ない
また近年流行りのフリーランスは、働き方の自由度が高く、会社員と比べてストレスが小さいと言う人もいます。そこで、今回の調査対象を「会社員/公務員」と「個人事業主/フリーランス」の2つに細分化したところ、「会社員/公務員」よりも「個人事業主/フリーランス」の方がEDに悩む人の割合が少ないことが分かりました。
個人事業主やフリーランスの方は、自分のペースで自分のルールに従って仕事を進められるため、ストレスが小さく、男性機能面への影響も比較的小さいのかもしれません。
会社員は役職が上がるとEDのリスクが増加
フリーランスよりも会社員の方が、男性機能に悩む人の割合が大きいことがわかりました。では、会社員の中ではどのような人が、特にEDに悩んでいるのでしょうか?
そこで今回のアンケート調査では対象者を役職別に分けました。その結果、一般社員や係長と比べると、課長や部長、役員の方がEDに悩む傾向にありました。
役職が上がると給料も増加しますが、その分のしかかる責任も大きくなります。責任の重圧から、身体の健康にも悪影響が出ているのかもしれませんね。
調査結果のまとめ
今回は仕事上のストレスと男性機能の関係についてインターネット調査を実施しました。
今回の調査で判明した結果は以下の通りです。
- ストレスが大きいほどEDに悩む人の割合が増える
- 通勤時間が長くなるほどEDに悩む人の割合が増える
- 自由な働き方のフリーランスはEDに悩む人の割合が会社員よりも少ない
- 会社員の中でも課長クラス以上はEDに悩む人の割合が増える
仕事は生活に必須のため、ストレスを完全になくすということは難しいかもしれません。しかし、男性としての健康も仕事と同じくらい重要です。
健康は一度失うと取り戻すのに時間がかかります。転職やリモートワーク、引っ越しなどで軽減できるストレスもあるため、一度家族や友人と話し合ってみるのもよいでしょう。
※アンケートデータの引用について
データの下に引用元である以下の文言の記載をお願いいたします。
出典:株式会社アルファメイル「仕事のストレスと男性機能に関する調査」https://plus.nightprotein.jp/articles/234
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