排卵日に立たない旦那は全体の55%?原因と理想の解決策調査
2023年5月3日更新

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NP+が独自に調査した一次情報に関する記事を編集しています。

NP+一次情報編集部

本記事のデータを引用する際は以下の文言の記載をお願いいたします。

出典:株式会社アルファメイル
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はじめに

近年妊活業界において非常に注目されているテーマといえば、「男性不妊」や「男性妊活」など、男性の体のコンディション。今までは妊活というと女性が主体で行うものという認識が非常に強かったですが、最近のWHO(世界保健機構)の調査によれば、実は不妊の42%は男性側にも原因がある可能性が判明しております。

このような男性不妊は一般的には精子の質や量などの部分がフィーチャーされがちですが、実はもう一つ妊活に取り組んでいる夫婦が意識すべきポイントがあります。それこそがパートナーとの「夜の営み」です。

実際に妊活におけるファーストステップは適切なタイミングで行為を行う「タイミング法」であると言われております。


タイミング法とは『排卵日の前日(前後)に性交渉を行う方法』です。具体的には、基礎体温・エストロゲン黄体化ホルモンを測定・エコー検査等により排卵日の予測を行い、適切な期間に行為を一定回数行うといった仕組みです。

排卵日前の1週間の間に2~3回程度の行為を行い、常に女性の体内に精子が存在している状態を作り出す事が大切であると言われております。

ただし排卵日に男性側の準備が出来ていないと行為が行えないため、もどかしく感じる場面はあるのではないでしょうか。2016年にアンファー株式会社が行った調査によると、30代の47%、40代の59%、50代の71.3%の夫婦がセックスレスの状態にある事が判明しています。実際に、排卵日もしっかりと行為が行えている夫婦はどの程度存在しているのでしょうか?

今回は妊活を経験した事のある男性262名を対象に、排卵日の行為の課題や原因、理想の解決策の調査を実施しました。

 

排卵日に立たない旦那は全体の55%

妊活経験済の男性にアンケート調査を行ったところ、実に55%(1.8人に1人)の男性が排卵日にうまく行為ができなかった(立たなかった)経験があるという結果となりました。

 

半数を越える男性で排卵日に行為ができなかったという現状でしたが、一般的にタイミング法としては該当の1週間に2~3回以上の行為が望ましいとされています。一体どの程度の頻度で立たない旦那さんが多いのでしょうか。

本調査の結果、8%の男性が毎回、14%が2回に1回、39%が数回に1回は上手く出来ないという事が判明しました。自然妊娠のファーストステップである夜の営みを、約6割以上の男性が数回に一度以上の頻度で最後まで行えていないという結果になりました。


一般的に男性の性機能は日々の習慣や年齢などの影響も受けると言われております。男性の活力の源でもあるテストステロン値は、30歳以降毎年1~2%程度低下していくといった研究データも確認されております。

実際に弊社が行った調査でも、特に年齢が上がるにつれて排卵日に立たないという男性は増えていく傾向がある事が確認できました。

20代~30代の男性の排卵日に立たない割合は50%前後を推移しており、40代に入ると一気に70%まで上手く行かない割合が上昇する結果となりました。

旦那さん側が非協力的なマインドが課題として取り上げられる事も多々ありますが、実際のところ男性側はタイミング法(排卵日前の行為)について、どのような考えを持っているのでしょうか。

調査の結果、排卵日にうまく行為ができない男性は非常に多い一方で『排卵日のタイミング法に協力をしたい』と考えている男性が大半(全体の94%)であるという現状も浮き彫りになりました。

男性の気持ちとしては協力したいのに、実際には排卵日に立たない。一体なぜこのようなGAPが発生してしまっているのでしょうか?

協力をしたいのに排卵日に立たない意外な原因

そもそも何が原因で排卵日に行為が行えない事象が発生しているのでしょうか?

妊活中によく旦那さんに言われるフレーズとしては、以下のようなものが一般的です。

  • 今日は仕事で疲れている
  • ストレスでそういう気分ではない
  • 明日仕事が早いからまた今度

排卵日に上手く行かなかった経験のある男性を調査したところ、意外な結果となりました。立たなかった原因第1位は「疲れている」で全体の37%、第2位は31%で妊活のプレッシャー、そして第3位が22%で性機能面の問題ということがわかりました。

働き盛りの男性が妊活に取り組むことが多い現状を考えると、仕事などの疲れはある程度予想通りともいえますがが、妊活のプレッシャーや性機能面においては想定以上の割合が確認されました。

妊活に取り組む事自体がプレッシャーになっている男性、行為を行える性的な能力や気力が十分にない男性が多いことが判明しました。

実際に排卵日に立たない理由が、妊活のプレッシャーや性機能面による理由と回答した旦那さん側の代表的な意見を紹介致します。

<妊活のプレッシャーが原因であると回答した旦那さんの声>

今日が排卵日と告げられるとセックスはしたくなくなる(妊活時30代後半)

子供を作る為だけにセックスをしているような感覚になってしまって、セックスがただの作業みたいになってしまって愛を感じるセックスが出来なかった(妊活時20代後半)

したいと思わない性行為を強いられている感じがつらかった。疲れを理由に性行為を断った際に妻に泣かれたときが特につらかった(妊活時30代後半)

したいと思ったときにしたいのですが、使命感がある感じが辛かったというか嫌でした(妊活時30代後半)

もともとは上手く出来ても、タイミング法でセックスを行うべき日程を指定されることで、愛を育むという目的ではなく、作業になってしまいモチベーションが削がれてしまうというパターンが非常に多いようです。

今回合わせて行ったアンケート調査でも、妊活後にセックスレスになってしまったという旦那さんは非常に多い結果となりました。

実際に今回のアンケートに参加した男性の46%は妊活後にセックスレスを経験しており、妊活前からレスであった夫婦は19%と、妊活後にパートナーとの性の悩みを抱えた男性は2.4倍も多い結果となりました。

<性機能が原因で排卵日に立たないと回答した旦那さんの声>

やはりどうしても性欲が湧かずセックスレスになってしまう(妊活時20代後半)

セックスで勃たない(妊活時30代後半)

一晩あたりに、複数回の性交を求められたこと(妊活時45歳以上)

このようにパートナー(奥さん側)とのモチベーションや性欲のGAP、自身の性器が立たない事に悩む旦那さんも多いようです。

仕事での疲れに関しては、旦那さんの職場での環境やカルチャー、業務内容や量によっても異なるため、対策を打つのが難しい部分があります。ただし、妊活のプレッシャーや性機能面における課題に関しては、奥さん側でも出来る事があるのではないでしょうか。

旦那側が思う妊活中の理想のセックスとは

最後に「妊活との向き合い方」という精神的な側面と、「男性機能との向き合い方」という肉体的な側面の両軸で理想的な解決策に関する理解を深めていこうと思います。

 

◆妊活との向き合い方について

妊活はパートナーとの営みが大切である一方で、セックスレスになる夫婦が多いことは大きな課題です。すれ違いの大きな原因の一つに、女性と男性で行為に対する期待値や目的が異なる点があります。

実際の調査結果を見ていきましょう。

妊活経験済の旦那側が思う理想の解決策第1位は「タイミングを意識しない」事。敢えてセックスをする日を決めない、妊活以外の目的でも行為を行いたいという男性が非常に多い結果となりました。

女性側の体の仕組みから排卵日に集中してセックスを行う事で、より妊娠の成功率を高める事を目的としたタイミング法ですが、男性からするとスケジュールが組まれた性行為は作業になってしまい、モチベーションの低下につながってしまう事が多いようです。

続く第2位は『パートナーとの積極的なコミュニケーション』、そして第3位が『楽しみながら行う(刺激を増やす・妻が積極的になる)』となりました。

実際には以下のような旦那さん側の意見が多くみられました。

行為中に声を出してくれない(妊活時30代前半)

排卵日になると、妻から妊活のためだけの行為をせがまれるのが嫌に感じていた(妊活時20代後半)

妻が単純にセックスを楽しんでくれなくなった(妊活時30代前半)

興奮できない(妊活時20代後半)

やはり、子供をつくるためだけの行為という感じになってきて、ムードもなにもない。気持ちが追い付かず、だんだんと行為自体がストレスになってきた。ただ、センシティブなことなので、妻には打ち明けることはできず、排卵日が怖かった(妊活時30代後半)

調査の結果、旦那さん側の方が妊活成功という結果よりも、その過程を重要視している傾向があるという意外な事実が判明しました。作業的なセックスではなく、しっかりとパートナー間でコミュニケーションを取り、妊活目的ではなく行為の質を高めるという点に着目する必要があります。

一見遠回りにみえる“行為そのものを楽しむ”事で、実は男性側が最も前向きに妊活に取り組む近道となり、排卵日に立たないといった現象の発生率を低下させられる可能性があります。

 

◆男性機能との向き合い方

今回の調査の結果、妊活が始まる事によるプレッシャーや行為への向き合い方の変化、仕事での疲れ等が排卵日の行為の成功率に非常に大きく影響している事が判明しました。

ただし、同調査では妊活開始前からセックスレス状態になっている男性が19%存在し、もとから性欲が無い男性やEDなどの男性機能疾患に悩んでいる方々も一定数存在している事が判明しました。

実際にアンケートの中でも「中折れ」や「性欲が沸かない」などの悩みの声も確認されています。『センシティブなことなので、妻には打ち明けることはできなかった』という声もあるように、性機能に関する悩みは、パートナーにすら相談出来ないといった非常に解決が難しいテーマであります。

立たない原因は今回調査の対象となった妊活だけではなく、男性ホルモンの一種であるテストステロンの値や立つという状態を作り出す体の巡りなど肉体のコンディション及び、それらに影響する日々の生活習慣が非常に重要な役割を果たします。専門家に相談できる環境や、精神的サポート、実際に男性機能改善のために有効な生活習慣は何か?等のアドバイスを受け、実践することも非常に大切です。

株式会社アルファメイルが運営する男性ヘルスケアブランド「ナイトプロテイン」では無料で相談や質問が可能なLINE窓口を設けています。

ナイトプロテインのLINE相談窓口には妊活をはじめ、運動や栄養、睡眠などの資格を保有している専門家が常駐しています。悩める男性が少しでも改善に向かうよう、1人1人に対し健康の専門家が返信を行っているため、本調査結果で浮き彫りになった課題に心当たりのある男性・これから妊活に励む男性は気軽に相談して欲しいと考えています。

LINE相談受付は「こちら」から登録及びメッセージが可能です。男性の妊活に関する事はお気軽にご質問下さい。(返信は年中無休11時~19時)

 

※アンケートデータの引用について

本調査データは引用元(下記の出典とURL)を記載いただければ、自由に使用頂いて構いません。

出典:株式会社アルファメイル「男性妊活に関する調査」https://plus.nightprotein.jp/articles/294

 

<アンケート概要> 

  • 集計期間:2023年4月19日~2023年4月25日 
  • 調査方法:インターネット集計 
  • 調査対象:10~50代の妊活経験のある男性 
  • 調査人数:262名 

 

<運営会社概要> 

  • 社名:株式会社アルファメイル
  • 主要事業:男性向けヘルスケアブランド「ナイトプロテイン」の企画・運営
  • 所在地:〒247-0056神奈川県鎌倉市大船2-18-16国米ビル3F
  • 代表者:渡邉 洋樹

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