まずはブラックジンジャーとは何か、普通の生姜と違いや機能性表示について紹介いたします。

フラボノイドを多く含む黒い生姜

ブラックジンジャーは実が黒や紫色のタイ原産の多年草です。タイではクラチャイダムと呼ばれ滋養強壮効果があり、伝統医学で重宝されています。実際に数多くの臨床試験で運動後の疲労の軽減や脂肪燃焼などの効果が確認されている食材です。

ブラックジンジャーに様々な効果がある理由は、抗酸化作用をもつポリメトキシフラボン。中でもジメトキシフラボンという成分がブラックジンジャー特有の成分として知られています。

また苦味が強いという特徴があり、そのまま食べることは一般的ではありません。そのため、有用成分が規格化されているサプリメント等で摂取すると良いでしょう。  

ちなみに、ブラックジンジャーは男性機能への有用性も確認されていることから、日々精力的に活動したい男性には有効といえます。

ブラックジンジャーと生姜は全く違う

ブラックジンジャー(黒生姜)は、「黒い生姜」ではありません。植物学的な分類から違う植物。ブラックジンジャーはショウガ科バンウコン属です。一方で普通の生姜はショウガ科ショウガ属に属します。

また、期待できる効果にも違いがあります。含まれるフラボノイドが全く異なるためです。ブラックジンジャーの効果を支える物質であるポリメトキシフラボンは普通のショウガに含まれていません。

ブラックジンジャーと同じ効果を期待して普通のショウガを積極的に摂取しても、求める効果は期待できないことに注意が必要です。

内臓脂肪の減少や歩く力の維持で『機能性表示』を取得

ブラックジンジャーは健康の維持及び増進に役立つと表記できる、機能性表示を取得した成分です。

そもそも機能性表示とは、学術的・科学的な論文の内容を元に、消費者庁が各成分や商品に対しての機能や安全性を認めたもの。つまり、ブラックジンジャーは消費者庁に認められた成分といえます。

具体的には、ブラックジンジャー由来のポリメトキシフラボンが『腹部の脂肪を減らす』と『歩く力を維持する』働きで機能性が確認されています。

実際に消費者庁の消費者情報の記載は以下の通り。

ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンには以下の機能が報告されています。

■日常活動時のエネルギー代謝において脂肪を消費しやすくする。

■BMIが高めの方の腹部の脂肪を減らす。

■年齢とともに低下する脚の筋力に作用することにより、中高年の方の歩く力を維持する。^出典[1]

上記機能性表示の取得の有無や、有効成分『ポリメトキシフラボン』の含有量を確認しながらサプリメントを選んでくださいね。

機能性表示にも指定されるブラックジンジャー(ポリメトキシフラボン)。学術的・科学的な研究や臨床試験では、痩せる働き以外にも数多くの効果が確認されています。

『痩せ』や『歩く力』を含め、1つずつご紹介します。

男性精力を総合的に向上

ブラックジンジャーには、ED治療薬、バイアグラ等と同様の作用機序が確認されています。

バイアグラは、PDE5と呼ばれる体内の血管拡張や血流促進を抑制する酵素の働きを阻害することで、勃起をより強く長く維持できるよう作用します。

ブラックジンジャーにもこのPDE5の分泌を抑える作用が確認されている、というわけです。

アメリカおよびタイの薬学研究所からの報告によると、ブラックジンジャー抽出物はPDE5阻害効果を示し、本成分は勃起機能の向上が期待できると結論づけられています^出典[2]。

実際にブラックジンジャー抽出物の勃起機能への影響を調べた研究がアメリカから報告されています。健康な中高年男性が100mgを30日間摂取したところ勃起機能は12.5％、性交満足度も13％増加と大きな改善が見られていました^出典[3]。

精力向上が認められたブラックジンジャーは、副作用の少ない天然のバイアグラと言っても過言はないでしょう。

運動時のピークパフォーマンスアップ

ブラックジンジャーは夜だけではなく、日中のパフォーマンス向上も期待できます。

ブラックジンジャーがもつ強い抗酸化作用とエネルギーバランスを調整する酵素『AMPK』の活性化によるものと考えられています。

まず抗酸化作用。ピークパフォーマンスの維持には筋肉を動かした後の代謝物『活性酸素』を効率的に取り除く必要があります。抗酸化成分はこの活性酸素を効率的に取り除く物質なのです。

また、筋肉を動かすためのエネルギー提供のコントローラーの役割を担っているのがAMPKです。これを活性化させるため、筋肉へ効率的にエネルギーが届けられるのです。

青少年約200名に1日360mgを12週摂取させた臨床試験では、50メートル走のタイムが平均0.16秒短縮し、足の筋力は約10％増加しました^出典[4]。

また、ブラックジンジャーは高齢者の「歩く力」にも効果的。クラチャイダム抽出物を90mgを8週間継続摂取した高齢者の方々は、平均して5～7%早く歩けるようになった報告されています^出典[5]。

運動習慣のある人もない人も、ブラックジンジャーを利用することで、筋力の増大や持久力向上の効果が期待できます。

運動後の疲労軽減による働き

ブラックジンジャーには体力を向上、運動時の疲労を緩和する効果が期待できます。

メカニズムはピークパフォーマンスの向上と同じく強い抗酸化作用とAMPKの活性化です。

AMPK活性による効率的なエネルギー提供と、疲れの原因にもなる活性酸素の効率的な除去が、運動後の疲労軽減に効果的に働いています。

日本のオリザ油脂化学株式会社の試験でも疲労軽減効果は確認されています。実験では4週間にわたり30mgのブラックジンジャー抽出物を摂取させました。その結果、主観的な疲労感を測定するVAS疲労スコアが約16%改善、慢性疲労のスコアは約22％改善し、特に運動習慣のない被験者で顕著に認められたとのこと^出典[6]。

ブラックジンジャーが持つ強い抗酸化作用は疲労軽減にも効果的です。

筋肉量の増加

筋トレーニーがブラックジンジャーを摂取すべき理由の1つがコレ。ブラックジンジャーは運動と組合せることで筋肉量の増加が期待できます。

筋肉の材料であるタンパク質の代謝とエネルギー生産を改善、細胞の自己再生(オートファジー)にアプローチするためです。

さらに、運動時のパフォーマンスの向上に効果的なHMBと組み合わせるとより効果的だと研究でも報告されています。マウスを用いて行った実験では16週間、ブラックジンジャーとHMBを摂取させつつ、週5日の頻度でトレッドミルで強制的に走らせた結果、筋肉量と筋力の増強が確認できました^出典[7]。

他成分と組み合わせつつ、上手にブラックジンジャーを使う事で効率的に筋肉増大を実現する事も可能なのです。

冷え性やむくみ改善

ブラックジンジャーの血行改善作用は、男性機能や筋力向上だけでなく、日常生活にも好影響が期待できます。

例えば、むくみや冷え性の改善。ブラックジンジャーエキスを研究するオリザ油脂化学株式会社の研究では、1日150mgを1週間継続摂取すると、末梢血管の状態を改善する働きが期待できると報告されています。また、同実験では、末梢神経の血流を50％も改善したとか。さらに被験者の7割は冷え性改善を実感し、半数がむくみが改善したと回答しています。

多くの方が悩む冬場の指先足先の冷え。血行不良で発生するむくみの解消にもブラックジンジャーは効果的です。

血圧のコントロール

全男性の60％が悩むと言われる高血圧^出典[8]。ブラックジンジャーの継続的な摂取で改善する可能性があります。

先の段落でもお話したPDE5の抑制の効果。血管の収縮性が高くなり、より少ない力で多くの血液を流せるようになるため、血圧の健常化が期待できるのです。

ブラックジンジャーの血圧への効果は比較的すぐに表れるのも特徴。研究では摂取わずか1時間で血圧が低下しました。また、同実験では6割の被験者が体調の改善も体感しています。

身体の巡りは体を整える土台となります。ブラックジンジャーで血圧をコントロールし、健康的な体を目指しましょう。

ダイエットや減量など痩せる効果

ブラックジンジャーには『痩せる』効果も期待が出来ます。実際にダイエット効果で機能性を取得しているほどです。

おそのメカニズムはAMPKの活性化。運動時のピークパフォーマンスの向上だけでなく、日常生活の中でもエネルギー代謝の促進が期待できるため、カロリー消費量が増え腹部の脂肪減少にも繋がるのです。

特に肥満気味の方々には効果的。臨床試験では、BMIが24～30kg/m²の肥満気味な被験者にブラックジンジャー抽出物150mgを12週間摂取させました。結果、内臓脂肪が4.3㎠、総脂肪面積においては13.85㎠の減少と大きな成果が明らかになりました^出典[9]。

ブラックジンジャーは内臓脂肪など目に見えない肥満だけでなく、脂肪そのものを減らす働きも期待できます。理想は運動も平行して行う事に変わりはありませんが、ダイエットの最初の一歩としてブラックジンジャー配合サプリの活用は有効と言えます。

ニキビの予防に効果的 

ブラックジンジャーの成分はニキビの炎症を抑える可能性が示唆されています。

強い抗酸化作用がアクネ菌の増殖を防ぐだけでなく、皮脂が酸化して肌にダメージを与える事を防ぐため、ニキビの予防に繋がるのです。

特にブラックジンジャーエキスを豊富に含んだクリームの働きは確認されています。

タイで行われた実験では、5,7 – ジメトキシフラボンを含んだゲルクリームを6週間毎日塗布した結果、ニキビなど肌荒れが36〜52％も改善され、炎症に伴う赤みも18％減少しました^出典[10]。

理論的にも抗炎症作用や皮脂抑制、抗アクネ菌活性を備えた天然ニキビ薬が開発できると期待されているのです^出典[11]。

男性でも女性でも、肌つやを綺麗に保ちたいと考える方は多いはず。

美容液や保湿クリームを選ぶ時は、ブラックジンジャーの成分が含まれた商品を選んでも良いかもしれません。

アンチエイジングで若々しい身体を維持

肌の炎症抑制に加え、加齢による肌の損傷にも効果的である可能性があります。

実際にポリメトキシフラボンが、ヒト皮膚線維芽細胞における細胞老化の抑制効果を示す実験データも存在します。同実験では、コラーゲン分泌を57%、ヒアルロン酸分泌を72～74%改善する働きも認められています^出典[12]。

先述のオリザ油脂化学株式会社によると、ブラックジンジャーを1日150mg、1 週間摂取しただけでも、肌のカサカサ感の改善を被験者の半数が報告しているデータも発表されています。

また、資生堂の研究でも肌の“つや”は相手に与える印象を大きく変えると報告されています^出典[13]。年齢や性別に関係無く、健康的で艶やかな肌を維持したいですね。

脳機能改善作用

ブラックジンジャーは、PDE5だけではなく、神経細胞を破壊する『PDE2』と呼ばれる酵素の働きを阻害する作用も期待できます。

結果的に神経細胞を長く太くするだけでなく、結びつきも強くする働きもあると言われています。実際にネズミを用いた実験では、海馬内のタンパク質が増加し、空間記憶力の向上や認知機能の低下予防の効果があったとまとめられています^出典[14]。

ちなみに、PDE2を阻害する働きは普通の生姜にも備わっています。しかし、ブラックジンジャーの働きは圧倒的。比較すると100倍も阻害力が強かったと報告されています。

男性器のサイズアップ

全男性が気になるであろう効果を最後にご紹介します。

それが、ペニスサイズ増大効果。実はブラックジンジャーにはペニスを太く＆長くする働きが報告されています。

PDE5の抑制により、血管を柔らかくする一酸化窒素の増加。それに伴う血流の改善がペニスサイズの増大にも寄与していると報告されています^出典[15]。

2012年の実験データでは90mgのブラックジンジャーを2ヶ月摂取した結果、通常時の太さが1cm以上増加。勃起時は2cm弱も太くなったとのこと。また、長さは1cmの改善があったとまとめられています^出典[16]。  

男性なら誰もが望むサイズ増大。ブラックジンジャーは数少ない学術的な根拠がある成分なんです。

数多くの臨床試験が行われているブラックジンジャー。もちろん副作用や安全性も確認がされています。

結論からお伝えすると、基本的には安全性が高い成分と言うことができます。丸善製薬株式会社研究センターが被験者に750mgのブラックジンジャーエキスを4週間にわたり摂取させた結果でも、大きな健康被害は発生しませんでした。血液検査や尿検査でも異常はみられなかったと報告しています^出典[17]。

ちなみに、上記臨床試験における摂取量は、一般的な効果検証の試験時における摂取量の5倍。そのような高容量でも健康被害は見られなかったため、安全性は高い成分といえそうです。 

ブラックジンジャーはあくまで植物由来の成分。医薬品のような即効性を期待するものではないことに注意してください。運動能力の向上を確認した試験は8週間。勃起能力も8週間。脂肪燃焼は12週間で実験が行われていることを考慮すると継続的な摂取が重要であり、タイミングよりも飲み続ける事が重要です。

また、一般的なブラックジンジャーのエキスは50mg〜150mg/1日が推奨量として設定されています。ちなみに、この推奨量が記載されている商品だと、ジメトキシフラボンは2．5％以上。ポリメトキシフラボンは10％以上で規格がされています。

もし、より高い濃度でジメトキシフラボンが含まれているブラックジンジャーエキスであれば、少量の摂取量でも効果が期待できるでしょう。 

ブラックジンジャーは男性機能はもちろんのこと、他の効果も期待できるスペシャルな成分です。若々しく逞しさを求める男性には積極的な摂取をオススメできます。

有効成分はジメトキシフラボンとポリメトキシフラボンの2種類。この2つが多く含まれるように規格化されているブラックジンジャーエキスを選ぶとより効果的です。

例えば、ジメトキシンフラボンを5%以上含有するよう規格化されている『ブラックVキューブ』などは効率的に有用成分を摂取できます。

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ブラックVキューブについて

効率的に有効成分を摂取しつつ、ブラックジンジャーの効果でより充実した生活を実現してくださいね。