執筆者
株式会社アルファメイル
NP+編集部
「オトコを科学する」をキーワードに男性の悩みや課題の解決を科学的根拠をもってサポート。運動や睡眠、栄養など、健康に関する正しい知識を提供するためにコンテンツを製作中。
男性の5人に1人がコンドームをつけるといけない?
性行為時のコンドームの着用は、避妊や性感染症の予防のために欠かせません。
しかし、コンドームの使用が不適切だと、勃起不全(ED)や遅漏、射精できない(いけない)などの勃起関連障害の原因になります。
様々な研究から、20%近くの男性つまり5人に1人がコンドームの着用により勃起関連障害を経験していることが明らかにされています出典[1]。
コンドームで勃起関連障害が起こる原因は様々です。例えば、不適切なサイズや厚みのコンドームを使うことで性行為時の刺激を感じにくくなってしまいます。
また、コンドームを着用することに時間がかかってしまい、気分が冷める・萎えてしまうことも考えられる原因の一つです。
安心してください。コンドームによる男性機能障害はセルフケアで対策可能です。
コンドームによる男性機能障害の対策8つ
コンドームの使用が不適切や不慣れであるとEDや射精できないなどの男性機能障害の原因となります。
セルフケアで改善可能ですので実践してみましょう。
ここからはコンドームによる男性機能障害への対策方法を8個を科学的根拠に基づいて紹介します。
1.サイズの合ったコンドームを選ぶ
1つ目はサイズの合ったコンドームを選ぶ・使用することです。
あなたは自分に合ったコンドームのサイズを把握していますか?
自分に合ったサイズや厚さのコンドームを使用していないと遅漏の原因になってしまうことがあります。
大きすぎると陰茎の感度が低下し、挿入時の刺激を感じにくくなります。逆に小さすぎると、装着しづらく挿入前に萎えてしまったり、痛みを感じることで刺激を感じにくくなってしまったりする原因になるのです。
2021年にタイのチュラロンコン大学で行なわれた研究で、使用するコンドームを自分に合ったサイズのものに変更することで刺激に対する陰茎の感度が良くなり、遅漏を改善できることが示されています出典[2]。
適切なコンドームのサイズは勃起時のペニスの太さ(直径)が基準となっていますので、自分にあったサイズを選ぶ際には勃起時の太さの計測が必要です。一度自分に合ったコンドームを探してみることをオススメします。
2.薄いコンドームを選ぶ
2つ目は薄めのコンドームを選ぶことです。
2022年に中国の浙江大学の研究グループは、コンドームの厚みを増やすと陰茎への感度が低下することを明らかにしています出典[3]。
陰茎への感度が小さくなるので、コンドームが厚いと遅漏や射精できなくなる原因となるのです。
コンドームを着用することで「陰茎への刺激が少ない。少なくなった。」と感じる方は、一度コンドームの厚みを見直してみましょう。
3.コンドームを正しくつける
3つ目はコンドームを正しくつけることです。
コンドームの着用が不適切だと、不快感や刺激を感じにくくなり、性行為に集中できなくなり勃起が維持しにくくなるリスクがあります。
不適切な着用例は次の通りです出典[1]。
- 先端にスペースを残す
- 先端から空気を絞り出さない
- コンドームを逆さまに装着する
- 十分勃起しないままつける
- 根本までしっかりと着用していない
正しくつけれるように不慣れな方は練習することをオススメします。
4.コンドームをつける時間を十分にとる
4つ目として、コンドームをつけるための時間を十分にとりましょう。
コンドームをつけるための時間が十分にないと、正しくコンドームをつけられないことでの装着時の不快感や刺激を感じにくくなる原因となります。
また、「早く装着しなければ」と焦ることで、余計に時間がかかるだけでなく、心理的ストレスになることで萎えてしまったり、気分が冷めてしまう原因に繋がるのです。
2010年にアメリカのインディアナ大学で行なわれた研究によると、コンドームを装着するのに十分な時間がない男性は、勃起不全が3.4倍、性的快感の減少が2.1倍も起こりやすくなることが明らかにされています出典[4]
コンドームを装着するのに時間がかかってしまうと自分もパートナーも気分が冷めてしまう感じを抱きます。しかし、装着するための時間を十分にとって焦らずにしっかりとつけることが満足いく性行為への近道です。
5.一人でコンドームをつける練習をしておく
5つ目は一人でコンドームをつける練習をしておくことです。
2014年にアメリカのインディアナ大学で行なわれた研究で、コンドームの使用を練習しておくことで、コンドームを使うことへの自信やコンドームの快適さが高まり、勃起不全などが改善されることが明らかにされています出典[5]。
コンドームをつけるのに慣れておけば、スムーズに装着できるので、時間がかかることでの気分の下がりや萎えなどの心理的ストレスが軽減します。
また、正しくつけれるようになることで、不適切な装着による不快感などの問題も解決できるのです。
3つ目にも関連してくることですので、経験があまりない人は特に練習しておきましょう。
6.パートナーに伝える
6つ目の対策としては、コンドームが原因でいけないことをパートナーに伝えておくことです。
コンドームを着けるのに時間がかかることや焦りを感じることが原因で、萎えてしまうのであればしっかりと事前に伝えておきましょう。理解を得られることで心理的ストレスが軽減します。着用中に萎えないように刺激をしてもらうことも1つの解決策です。
また、パートナーにコンドームを装着してもらうことも対策の一つです。コンドームを装着してもらう=性行為の一部と考えることで、コンドームの装着自体が性的興奮につながり、勃起を維持しやすくなります。
様々な不安が軽減されたり、解決策が生まれる可能性があるので、1人で悩まずにまずはパートナーに相談してみてみることが大事です。
7.性的興奮を高める
7つ目の対策は性的興奮が高まりやすくするためにテストステロンの分泌を増やすことです。
2014年にアメリカのインディアナ大学で、コンドームによる勃起障害と性的興奮度合いの関係が142人の若い男性を対象に調べられました。
コンドームによる勃起障害がある男性は性的興奮の感度が低く、興奮状態になるためにより多くの時間や強い刺激が必要であることが示されています出典[6]。
性的興奮を高めるために大事なのは男性ホルモンの代表格であるテストステロンです。性欲を高めるだけでなく、勃起の開始・維持にも欠かせないほるです。
テストステロンは睡眠・食生活・運動・飲酒・ストレスケアなどに気を配ることで増やすことができます。テストステロンが増えるような生活習慣を送ることを日々、意識するようにしましょう。
8.コンドーム以外の問題を解決する
8個目はコンドーム以外の問題を解決することです。
コンドームが原因だと思っていても実はそうではなく、別のことが原因でそもそも男性機能が低下してしまっている可能性があります。
2015年にアメリカのインディアナ大学で行われた研究で、コンドームの使用時に勃起障害があると報告した男性は、コンドームの非使用時においても勃起障害を報告する割合が高いことが示されています。つまり、勃起障害が起こる原因が他にあるということです出典[7]。
一般的な男性機能の低下(EDや遅漏など)への対策方法の具体例は次の通りです。
- 適度な運動
- 十分な睡眠
- 飲酒量を減らす
- 揚げ物や甘いものを食べ過ぎない
- 肥満の改善
- ストレスケア
- 射精頻度を減らす
- 誤った方法での自慰行為を避ける
- 薬の見直し
まずは一度、自分の生活習慣を見直してみましょう。気になることがある場合は改善することを心がけましょう。
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今回はコンドームの着用による男性機能障害の対策を論文を基に紹介しました。
「ゴムをつけると萎えてしまう...」という方は是非、今回紹介した方法を試してみてください。
ただし、上記の方法を試しても改善が見られない場合は、ゴム以外の要因が影響してEDを引き起こしている可能性があります。
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