プロテインとの相性抜群!?アストラジンに期待される効果や摂取方法について
2024年11月27日更新

執筆者

株式会社アルファメイル

NP+編集部

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アストラジンとは

数多くの素材を研究しているNuliv Science社が独自に開発したアストラジン。経口摂取した際の栄養の吸収効率を高める効果が期待され、現在では品質に拘ったサプリメーカーがこぞって使用する成分です。今回はそんなアストラジンの効果について解説していきます。

1.どんな栄養素?

アストラジンとは自然界に存在する成分ではなく、Nuliv Science社が独自に開発し特許を取得した成分です出典[1]アストラジンは田七人参の根とキバナオウギの葉と茎を1:1の割合で配合し有効成分であるサポニンを1.5%以上で規格化したものであり、サプリメントとして摂取することができます。

サポニンは田七人参の他、高麗人参にも豊富な栄養素で、抗酸化作用や免疫力向上、肝機能の向上などを促す効果があります。また、キバナオウギについても抗酸化作用や免疫調整機能、肝機能の保護などの効果が確認されています出典[2]出典[3]

そんな田七人参とキバナオウギを原材料としたアストラジンは栄養の吸収を促進する効果が認められています。

 

2.体の中でどんな働きをする?

アストラジンの最大の特徴は栄養の吸収効率を向上させること。mRNAやトランスポーターの機能を高め、小腸からの栄養吸収を高めるのです。吸収された栄養は門脈を通り、肝臓に行き全身に運ばれます。臨床試験では、アミノ酸やビタミン類、ブドウ糖などの吸収効率が向上したことが確認されています出典[4]

この摂取した栄養がどれだけ吸収され全身に循環するかを『バイオアベイラビリティ』と呼びます。例えば、薬物を注射で静脈内に直接投与すると、バイオアベイラビリティは100%になります。一方、経口摂取した場合、全身に巡るまで消化や吸収、代謝といった過程を踏むので、その分のバイオアベイラビリティは低下してしまいます。

しかし、アストラジンを摂取することで経口摂取した際のバイオアベイラビリティを向上させることができるのです。つまり、アストラジンを活用することで、食事やサプリメントからの栄養吸収率を高めることができます

 

期待できる効果は?:効率的な栄養吸収を促す

アストラジンには小腸を活性化させることで栄養の吸収効率を向上させる働きがあります。では具体的にどのような栄養の吸収を高めるのでしょうか?

アストラジンの効果がよくわかる臨床試験があります。その臨床試験の内容は55〜84歳を対象に12週間の運動プログラムを行い、筋力および除脂肪体重を観察したというもの出典[5]。筋力の向上が期待できるクレアチンを単体摂取した群、クレアチンとアストラジンを同時摂取した群、プラセボ群の3群で運動プログラム後の結果を比較したところ、クレアチンとアストラジンを同時摂取した群が他2つの群よりも大幅に筋力が向上したと報告されています。例えば、クレアチン単体摂取群と比較してレッグプレスでは約+9%、ベンチプレスでは約+19%まで筋力が向上できました。加えて、アストラジンと同時摂取したグループは最も除脂肪体重を減少できたとも確認されています。

また、アストラジンは小腸に存在しタンパク質の合成をサポートする酵素のmTORを活性化させます。その結果、クレアチン以外のアミノ酸の吸収率も向上させると報告されています。筋肥大の効果でよく知られるロイシンも吸収効率を上昇させ、よりタンパク質合成を促すことが期待できますさらに、アルギニンにいたっては67%も吸収率が上昇したと報告されています

他にもアストラジンと同時摂取したことで吸収率が上昇したアミノ酸をご紹介します。

  • アラニン:約18%
  • グルタミン:約27%
  • グリシン:約28%
  • イソロイシン:約20%
  • ロイシン:約29%
  • リシン:約38%
  • プロリン:約35%
  • バリン:約12%

アストラジンは小腸を活性化する働きがあるため、タンパク質のように小腸で吸収される栄養素とは相性が良いと考えられます。特に上記のようなタンパク質が代謝された後の栄養の吸収率を高めるため、普段プロテインやEAA、BCAAなどのアミノ酸を摂取している方はアストラジンを併用することで、より効率的な効果が期待できるかも知れません。
 

アストラジンの摂取方法

1.どのくらい摂取すればいい?

アストラジンは栄養の吸収効率を高めることが期待できますが、ではどのくらい摂取すれば良いのでしょうか?次にアストラジンの効果を発揮するために必要な摂取量を見ていきましょう。

アストラジンの健康摂取量を示すデータがあります。欧州安全食品機関(EFSA)によるとアストラジンの安全な1日の摂取量は0.5mg/kgと述べています。また、最大で1日350mg(妊婦を除く)を摂取した際も特に栄養面でデメリットはないと考えています出典[6]

また、アストラジンの国際貿易を行うメイプロインダストリーズ株式会社によれば推奨摂取量が50〜150mgと示されています出典[7]。実際にアストラジンを配合しているサプリメントは50〜150mgで1日の推奨量を設定しているため、50mg以上の摂取で効果が期待できそうです。

 

2.効果的な飲み方

次に摂取方法について見ていきましょう。アストラジンの臨床試験では、他の栄養と”同時”摂取した際に吸収効率が高まり、その栄養の効果がより高まったという結果が出ています。
そのため、アストラジン単体で摂取するよりもサプリメントなどの特定の栄養と同時摂取することでアストラジンの効果が十分に発揮できると言えそうです。

 

まとめ:アストラジンで栄養吸収を効率的に!!

小腸を活性化させることで栄養の吸収効率を高めるアストラジンは、特定の栄養効果をより高めたい方にはオススメできる成分です。特にタンパク質やアミノ酸は小腸から吸収されるため、日頃からプロテインやアミノ酸系のサプリメントを摂取されている方は同時摂取することでより高い効果を得られる可能性があります。

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