パートナーとの生活で満足感や幸福度など、QOLを高めるために重要な性的満足度。

満たされるためには「性的なことは恥ずかしい」とシャットアウトせず、正面から向き合うことが大切です。

なかでも、満足度向上に役立つのがモチベーションとなる性的な欲求部分です。

より強い欲求を持つことで、前向きな気持ちで行為に臨むことができます。

また、お互いに“求められている”と感じることで、心も身体も満たされるように。

そこで今回は、性的な欲求にポジティブな効果が期待できる素材を、栄養面から注目して紹介していきます。

「最近なかなかモチベーションを感じない…」

「昔より性的欲求が下がった気がするから、もう一度高めたい…」

そんな方は、ぜひ最後までご覧ください。 

まず結論から申し上げますと、性欲を上昇させるという意味での精力剤は存在します。

しかし、漫画などの創作物にあるような“飲むだけで一晩中楽しめる”ようなものは存在しません。

フィクションの中では飲むだけで性感を高め、何回戦でも楽しめるようになる精力剤が登場しますが、現実の精力剤は1回の満足感を向上する手助けをしてくれる、というイメージです。

1回の満足感が高まれば、お互い無理をせずにパートナーと充実した時間を過ごすことが可能に。

科学的データが示されたものも複数存在するので、自分の求める効果にあった栄養素を選び取り入れることもできます。

日常的、あるいは行為前に摂取して、二人の時間にさらなる充足感をプラスしていきましょう。

今回は数あるサポート成分の中から、おすすめの成分5つをピックアップしてご紹介！

精力剤の王道ともいえる成分から、最近強く注目されている成分まで、選りすぐりの情報をそろえてまいります。

初めて聞く成分にもぜひ注目して、最後までご覧ください。

L-ドーパ（ムクナ抽出物エキス）

性欲を高めるために必要な要素として、男性機能をつかさどるホルモン、テストステロンを真っ先に思い浮かべた方も多いかと思います。

しかしながら、実は性欲に関して、テストステロンと同じくらい重要なホルモンがあるのです。

それが、意欲を高めて快感を生み出す役割を持つホルモン、ドーパミン！

ドーパミンは前駆体であるL-ドーパを食事から摂取することが可能で、L-ドーパを積極的に摂取することはドーパミンの体内量上昇に直結します。

食材としてはソラマメやムクナ豆に多く含まれており、実際の研究でも、ソラマメの摂取により血漿中のドーパミン量が増加したと報告されました。

また、ドーパミン分泌が減少する症状を持つパーキンソン病の患者に、L-ドーパを摂取させることで、性的関心や性機能が向上したとのデータも存在します。

しかし、ソラマメを毎日食べる生活は現実的ではありませんよね。そんな時に手助けしてくれるのが、ムクナ豆を原料としたサプリメントです。

L-ドーパを規格化して配合したサプリメントも存在するため、食材を直接食べるよりもより安定してL-ドーパを摂取可能！

サプリメントなので必要以外の栄養を摂り過ぎる心配もありません。

L-ドーパは摂取後数十分でドーパミンに変換されるので、夜の時間に備えるためにも夕飯でパートナーとともに食材を食べたり、夕食後のサプリメントとしてとりいれるのがおすすめですよ。

ザクロ抽出物

ザクロに含まれる「プニカラギン」と呼ばれる成分には、強力な抗酸化作用があります。

男性機能、特に精巣は酸化ストレスに弱いため、抗酸化作用のあるザクロ抽出物を摂取することでダメージを予防でき、性機能の強化が見込めます。

研究では、2週間ザクロジュースを摂取することで、男女ともに唾液中のテストステロン量が23%増加したと広告されました。

また、最近は「テスノア」など、ザクロ抽出物をサプリメント素材として加工した新成分も開発され、経済的に毎日飲み続けることも可能です。

テストステロンはドーパミンと同じく、男女ともに性欲や性機能をつかさどるホルモン。

積極的に取り入れて、性的な満足感へのモチベーションを高めていきましょう。

イチョウ葉エキス

イチョウ葉エキスは、日本ではあまり馴染みがありませんが、海外では精力剤として親しまれている成分です。

名前の通りイチョウの葉に含まれる成分で、基本的にはサプリメントから摂取するのがおすすめ。

血流を促進する効果があり、性的満足度を高める期待ができます。

イチョウ葉エキスの特に優れた点として、女性単体を対象とした臨床試験のデータが存在することが挙げられるでしょう。

さらに、イチョウ葉エキスとセックスセラピーを組み合わせることで、性的欲求が大幅に向上することが報告されています。

特に女性側が性的満足度を高めたいという場合には、メンタルケアとともにイチョウ葉エキスの導入を試してみてはいかがでしょうか。

マカ

マカは多くの人にとって精力剤のイメージがある食材の一つでしょう。

実際にデータ上でも、マカが性的欲求に前向きな効果を与えると確認されています。

1500mg、または3000mgのマカを8週間摂取し続けることで、性的欲求への改善効果が見られたと研究で報告されました。

研究過程を見てもわかる通り、即効性を期待するのではなく、じわじわと身体に効かせるイメージで摂取することが大切です。

また、市販のマカサプリメントの中には性的欲求に関する臨床試験と比べて、配合量が少ないものも多く販売されています。

購入する際には配合量に注目し、臨床試験で使われた配合量に近いものを選んでみてくださいね。

少量のアルコール

経験として、お酒が入ると“そういう気分”になると感じる方も多いと思います。

実際その認識は正しく、適度なアルコールはリラックス作用や他人とのコミュニケーションを積極的にさせる効果を持っているのです。

研究でも、ワイン1~2杯摂取する女性は性機能と性的欲求が高い傾向にあると報告されました。

さらに男性の場合、EDの割合が低下するとも確認されています。

ただし、飲み過ぎには要注意！

アルコールは脳神経を麻痺させるため、飲み過ぎると気持ちは興奮しても身体が反応しない、なんて事態になることもあります。

目安としては、気分が軽くなる程度の“ほろ酔い”状態をキープすること。

お酒の中でも、抗酸化作用の強いワインは特に性的アプローチとしておすすめです。

明確にこの量がよい！というよりも、その日の身体の調子やアルコールへの強さで自分に合った量に調節してみてくださいね。

今回は夜の情熱を高める栄養素5選について紹介しました。

パートナーとの満足度を上げるために、栄養面からアプローチすることは十分に可能です。

ただし、今回紹介した食材も含めて、継続的な摂取が必要な成分も多いため、正しく摂り入れて充実した夜を演出していきましょう。

今回紹介した内容について、不明な点があったり他の栄養素についても聞きたい！という方はぜひ、公式LINEからお気軽にご質問ください。