

監修者
NP+編集長/NESTA-PFT
大森 新
筑波大学大学院でスポーツ科学について学んだ後、株式会社アルファメイルに入社。大学院では運動栄養学を専攻し、ビートルートジュースと運動パフォーマンスの関係について研究。アルファメイル入社後は大学院で学んだ知識を基に、ヘルスケアメディア「NP+」の編集やサプリメントの商品開発に携わる。筋トレ好きが高じて、NESTA-PFT(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会トレーナー資格)も取得。ラグビー、アイスホッケー、ボディビルのスポーツ経験があり、現場と科学の両面から健康に関する知識を発信できるよう日々邁進中。

執筆者
株式会社アルファメイル
NP+編集部
「オトコを科学する」をキーワードに男性の悩みや課題の解決を科学的根拠をもってサポート。運動や睡眠、栄養など、健康に関する正しい知識を提供するためにコンテンツを製作中。
そもそも精液量を増やすべき理由とは?
「精液量をとにかく増やしたい!」と悩んでいる妊活中の人。
あるいは、「ドバドバと気持ちよく射精したい!」と考えている快感をとことん追求する人。
今回はそんな皆さんのために、精液量をドバドバにする方法をご紹介します。
では早速具体的な方法・・といきたいところですが、そもそも精液量を増やすべき理由をご存知でしょうか?
なんとく多い方が良い気がする、といった理解に留まる人が大半なのではないでしょうか?
実は皆さんが考えているよりも、精液の量は非常に大切なんです。
本当に大切なので、まずは精液量が多い方が良い理由を2つご説明させてください。
理由1.赤ちゃんの成長に必要な成分がたっぷり

妊娠確率を上げるためには「精子」の量や質が大切なのは当然の事。
では精「液」の量はどうなのでしょうか?
実は精液には胎児が成長するために必要な成分がたっぷり含まれているのです。
複数の文献を分析した研究によると、精液から精子を除いた液体部分である「精漿」には子宮の環境や受精後の発育、胎児の成長を調整する機能がある可能性が示されているのです出典[1]。
妊娠確率といった観点では精子の質や量が最も肝心。
一方で赤ちゃんを妊娠してしっかりと成長させるためには、精液量を増やす事も重要なポイントなのです。
理由2.射精の快感も大幅に増加!

射精する精液量が多い方が気持ちいいと感じるのは気のせいなのでしょうか?
いいえ。
実は科学的にも射精量が多い方が快感が高まる事が確認されているのです。
研究によると、射精時に精液が尿道を拡張する瞬間に快感を感じていると発表されています出典[2]。
たしかに勢い良く尿道をかき分けて精液がドバドバと放出されるのはたまらなく気持ちいいですよね。
わざわざ論文を調べるまでもなく、セックスや自慰行為の満足度を高めるためにも精液量を増やした方が良いのは間違いありません。
人より少ないかも?基準で確認してみよう
では具体的にどのくらいの量が理想なのか。
2021年の世界保健機関(WHO)の発表では、「精液量1.4㎖以上」が正常な量だと報告されています出典[3]。
と、言われても具体的に想像しにくいですよね。
ご安心ください。実はペットボトルのキャップを使えば簡単に確認できるのです。
ペットボトルのキャップの容量はだいたい5ml程度。そのため、キャップに精液を入れて、1/3以上埋まるのであれば最低限の量はあるといえるでしょう。
え?自分の精液が平均と比べて多いかどうかが知りたいって?
では、各年代の精液量と精子濃度の基準をまとめてみましょう出典[4]。
年代 | 精液量 (ml) |
~29歳 | 3.3 |
30~34歳 | 3.3 |
35~39歳 | 3.2 |
40~44歳 | 3 |
45歳以上 | 2.7 |
表から精液量の平均値は2.7~3.3mlであるとわかります。つまりペットボトルのキャップが3/5以上埋まるようであれば、あなたの精液量は平均以上ということ。
ただし、表からも分かる通り、精液量は加齢に伴い、年々減少していきます。いま十分な精液量を有していても、何もしなければ歳をとるごとに減少していく一方なんです。
精液を増やしたい人だけでなく、今よりも精液を減らしたくない人も、この後に紹介する精子・精液を増やす方法を実践してみてください。
結果にびっくり!精子(精液)をドバドバに増やす方法7選
お待たせしました。ここからは精液を増やす具体的な方法を紹介していきましょう。
ただ、正直言って難易度は高いです。
しかも優先順位などはなく羅列方式で紹介するので、「全部できないけどどうしよう」「何から取り組むべきなのだろう」と迷う人も多いと思います。
実際のところ、全て取り組むべき人もいれば一部だけでも良い人もいます。
ひとまずは、どこから取り組めそうなのか?自分にはどの方法が適しているのか?を考えながら読み進めてください。
1.7日間の禁欲
記念すべき1つ目の方法は1週間の禁欲です。
男なら性欲に負けそうになるのも分かりますが、精液を増やすためにはオナニー(自慰行為)を一定期間禁止することをオススメします。
2001年にイスラエルのネゲヴ・ベン=グリオン大学で禁欲期間と精液の量や精子の質との関係が調べられました。
精液量は禁欲期間が1日や2日程度だとピーク時の30-40%しかなく、ピーク時まで高めるには1週間近くの禁欲が必要なことが示されています。また、精子濃度も1週間でピークになります出典[5]。
しかし、禁欲期間が長すぎても良いわけではありません。
同じ論文で、精子の運動率や正常形態率については禁欲期間が長くなると低下することが示されており、特に8日を超えてくると顕著です出典[5]。
禁欲期間が長くなると状態の悪い精子が増え、正常な精子にダメージを与えてしまい、質の悪い精子の割合が増えてしまうのです。
適度な禁欲が精液や精子の向上には大切なわけですね。
2.睡眠時間は7時間~8時間30分
睡眠によるリカバリーも精液量を増やすためには欠かせません。
ポイントは7時間~8時間30分の睡眠時間の確保。
2016年に中国人民解放軍第三軍医大学は、睡眠時間と精子・精液の量との関連を調査しました。
その結果、睡眠時間が7~8時間30分だと精子や精液の量が高くなり、逆に6時間30分以下だと精子数が40%、9時間以上と長くなった場合は25%も精子数が低くなることを明らかにしています出典[8]。
つまり、眠りすぎても良いわけではなく適度な時間に留めておく必要があるのです。
忙しい日々では睡眠時間を確保するのは難しいとは思いますが、可能な限り意識してみましょう。
3.週3回の頻度で中~高強度の運動を行う
筋トレで男を磨くのも精液量を増やす取り組みの一つ。
精子を増やすために重要な物質として、男性ホルモンの「テストステロン」があります。
そして、運動は脳下垂体前葉を刺激し精巣でのテストステロン合成を増やしてくれることがわかっているのです。
2020年にイタリアのラクイラ大学が運動とテストステロンの関係について調査した48の研究を分析した論文では、テストステロンを上げるには中~高強度の運動が必要なことが示されています出典[6]。
また、2014年にアメリカのハーバード大学で身体活動量と精子の質の関係が調べらた研究では、231人の被験者のうち、中~高強度の運動を行っている男性は精子濃度が42%も高いことが示されています出典[7]。
前述のハーバード大学の研究の中~高強度の運動の目安は、ランニングなどの外の運動であれば週に1.5時間以上、ウェイトリフティングだと週に2時間以上です。1日30分程度の運動時間とすると週に3日で達成できます。
一度に大量にではなく、日々コツコツと可能な範囲で実践するようにしましょう。
4.腹筋のラインが見えるくらい身体を絞る
運動をする上でもう一つ基準となるのが、腹筋のラインが見えるくらい身体を絞ること。つまり、肥満の解消です。
肥満はテストステロンの低下を招くので、精子の量や運動性を減少させる大きな要因。
テストステロンを女性ホルモンに変換する酵素(アロマターゼ)が増えたり、炎症性のホルモンの分泌が増えたりすることでテストステロンは低下してしまいます出典[9]出典[10]。
テストステロンが低下した結果、精子の質が低下してしまうのです。
2020年にイランのアフヴァーズ・ジュンディシャープール医科大学で行なわれた研究で、BMIが25の人は正常体重の男性よりも精子数が約40%少なく、さらにBMIが30を超える人では精子数が50%も少ないことが明らかにされています出典[11]。
一般的な日本人男性の体脂肪率は10〜19%。体脂肪率が20%以上だったり、BMIが25以上だったりすると肥満です。
体脂肪率が15%くらいだと腹筋のラインが見えてくるので、このあたりを目安に身体を絞ることを心がけましょう。
5.精子の質にマイナスな食生活を辞める
精子の質にマイナスな食生活を辞めることも肝心。
精子や精液に悪影響を及ぼす食生活は次のようなものです出典[15]。
- 高カロリー
- 飽和脂肪酸が多い
- 多価不飽和脂肪酸が少ない
- 極端に低カロリー
- 脂質をほとんど摂取しない
- 野菜や果物などが少ない
- 抗酸化作用をもつ成分が少ない
- 加工食品が多い
- タンパク質が少ない
高カロリーな食事は肥満の原因ですし、揚げ物など脂肪分の多い食べ物に含まれる飽和脂肪酸(トランス脂肪酸)は炎症を発生させ、精巣にダメージを与えることで精巣機能を低下させてしまいます。
一方で、脂質が少ない食事ではテストステロンの原料となるコレステロールが不足してしまい、テストステロンが低下してしまう問題が起こります。
また、野菜や果物は抗酸化作用をもつ成分やビタミンが豊富に含まれているので、酸化ストレスを減らし精巣へのダメージを軽減したりする上で欠かせません。
3つ以上当てはまったら危険信号。改善可能なものから徐々に変えていきましょう。
6.禁酒&禁煙の徹底
お酒とタバコは、どちらも精液や精子にとって非常に悪影響。
2011年に南デンマーク大学で行われた研究では、18~28歳の若者男性を対象に1週間のアルコール摂取量と精液の質との関係が調べられています。
週のアルコール摂取量が5単位(論文中では1単位=12g、ビール5杯、日本酒3号など)を超えると精液に悪影響が認められ、週に25単位(ビール15杯)を超えると精子の数の減少や、形やサイズに異変がみられる頻度が高まるなどの精液の質の低下が顕著になることが明らかに。
さらに、週に40単位(ビール24杯)を超えると、精子濃度が33%も低下することも分かっています出典[12]。
アルコール摂取量が増えればその分、精液の質に悪影響が出るので、飲酒量には注意しましょう。
また、喫煙の場合はタバコに含まれるニコチンなどが体内に炎症や酸化ストレスを引き起こします。
精巣や精子にダメージを与え、精子の運動率の悪化や形態異常を増やす原因になるのです出典[13]。
2019年に中国の南京医科大学で喫煙・飲酒が精子に悪影響を及ぼすことについて調べた研究で、精子数は1日に吸うタバコが10本以上だと約30%、20本以上の場合は約60%も低下することが明らかにされています出典[14]。
精子を増やしたい人は禁煙と禁煙を心がけるようにしましょう。
7.精子の増加が確認されているサプリメントを使う
精液や精子を増やす作用のあるサプリメントの摂取も対策の一つ。具体的にはバイオドーパやLJ100、プリマビエなどが挙げられます。
まずバイオドーパは「ムクナマメ」が原料のサプリメント素材。ドーパミンの材料であるL-DOPAを30%以上保有するように規格化されています。
ドーパミンにはテストステロンを増やす作用があるため、バイオドーパを摂取することで造成機能も高まるのです。
実際に2008年にインドのキング・ジョージズ・メディカル大学で行なわれた研究では、5gのムクナを3ヶ月継続摂取することで、精液の量が17%増加することが示されています出典[16]。
次に、LJ100は東南アジア熱帯雨林に自生する「トンカットアリ」と呼ばれる植物の根から抽出されたエキスを配合したサプリメントです。
2010年にマレーシアのダマイサービス病院で行なわれた研究で、精子の質が低い75名の被験者が1日100mgのLJ100を摂取させたところ、精液量が6ヶ月には6.4%、9ヶ月後には19.3%も増加することが示されています出典[17]。
そしてプリマエビは、ヒマラヤ山脈の腐植土から抽出される「シラジット」の精製粉末のサプリメントです。
2010年にインドのJ.B. ロイ・ステート・アーユルブディック・メディカル・カレッジ &病院で行なわれた研究で、乏精子症の男性35名が200mgのプリマビエを90日間摂取したところ、精液量が37.6%、正常な精子数が18.9%も増加したことが明らかにされています出典[18]。
もちろん実感面には個人差はありますが、少しでも効率を高めたい方は上記の成分を検討するのも一つですね。
結局どれが最適な方法なの?
精液や精子の量を増やすための方法を7つ紹介しましたが、ご自身に適した方法はありましたでしょうか?
睡眠や筋トレは難しいけど禁欲だけなら・・
禁酒や禁煙は無理だけどサプリメントを飲むだけでいいなら・・
そんな声が聞こえてきますね。
ただし、具体的な取り組み方は人によって異なります。
睡眠や運動が最優先である人もいれば、サプリメントでのアプローチも併用してみるべき人もいます。
さらに運動や食事を深掘りしても、どのような運動が有効で、どのように食事を改善すべきかは個人差があります。
自分に合わない方法で取り組んでも時間を無駄にしてしまうだけ...。
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