執筆者
株式会社アルファメイル
ナイトプロテイン公式マガジン
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長期的な禁欲はむしろテストステロン低下の原因に!?
まず科学的な観点から言うと、短期的な禁欲は一定の効果が期待できますが、長期的な禁欲には効果がありません。
ネット上では禁欲すればするほどメリットが多いように語られていることもありますが、実は長期的な禁欲はむしろテストステロンの低下を招いてしまうんです。
臨床試験では3ヶ月間射精を禁止したところ、体内のテストステロン量が37%も減少してしまったとのデータも報告されています。
基本的にテストステロンは30代以降、1年に約1%減少すると言われているので、37%の低下は実に30歳以上の加齢と同等ということに。
長期間の禁欲はモテどころか活力を失わせ、男らしさを損なってしまうことに繋がるのです。
「射精」は下半身トレーニングの一環と考えよう
長期間の禁欲はデメリットがあるとお伝えしましたが、反対に射精することはどうでしょう?
実は禁欲とは対照的に、射精を行うこと自体にはメリットが多いのです。
続いては射精によって得られる利点を、科学的データを踏まえてお伝えしていきます。
自慰行為を頻繁に行う人の方がテストステロン量が多い
オナ禁を試したことがある人は衝撃を受けるかもしれませんが、実は自慰行為や性行為を頻繁に行う人の方がテストステロン量が多いというデータがあるんです。
無理に性的な活動を行う必要はもちろんありませんが、我慢するより適度に行う方がおすすめ!
実験では特に性行為中にテストステロンの大幅な増加が報告されました。女性を意識することもテストステロン分泌促進に繋がる要素のため、相乗効果が表れたと考えられます。
自慰行為を行うときも好きな女性や対象を意識することで、よりテストステロンの増加効果が期待できそうです。
ストレスホルモンを減らしてリラックスを促す
人は絶頂時にさまざまなホルモンが分泌されます。例えばやる気ホルモンと呼ばれるドーパミンや、幸せホルモンであるセロトニンなどです。
中でも、愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンはストレスホルモンのコルチゾールを減少させる効果を持ったホルモン。実際の臨床試験でも、絶頂後はコルチゾールの分泌量が減少すると報告されています。
コルチゾールが増えると抑うつ感やストレスの慢性化など、男らしさとパフォーマンスの両方に悪影響を与えがち。だからこそ、ストレス解消として自慰行為や性行為を取り入れることはかなりおすすめです。
コルチゾールを減らしながらテストステロンを増やし、逞しい男の生活を維持していきましょう!
テストステロンの低下を防いで一日中オトコらしさを維持できる
実はテストステロンの体内量は一日を通して変動しています。テストステロンは睡眠中に分泌されるため、通常なら寝起きが最も数値が高く、就寝前になるにつれて減少。そのため夜になるほど活力が低下して、場合によっては夜の営みで十分なパフォーマンスが発揮できないという事態も考えられます。
しかし、研究によってこのテストステロンの低下を抑えられることが明らかになりました。臨床試験では、自慰行為をする日やポルノ動画を見る日は、何もしない日に比べてテストステロンの低下が抑制されたという結果が確認されたのです。
射精をした場合としなかった場合のデータも計測されましたが、どちらもテストステロンの増加率は変化なし。つまり性的な刺激を受けさえすれば、テストステロンの低下は抑えられたという結果になりました。
射精で体力を使いたくない日でも、性的な刺激を受けることでテストステロンが高い状態で夜まで過ごすことができるように。いざという勝負の日にこそ、性的刺激でテストステロンを高めておきたいですね!
妊活前でも定期的に射精することで精子の質がアップ
これから妊活を始める方は、意識して定期的に射精しておくことがおすすめです。実は射精後1~7日間は精子の運動率が高くなり、8日以上期間が空くと低下してしまうことが明らかになっています。これは精子の鮮度が落ちることで、活性が損なわれてしまうためです。
だからこそ定期的に射精を行うことで、精子を新鮮な状態に保つことができます。妊活には精子の運動率や鮮度が重要!
量を出すためにと溜め込みすぎず、適度に射精して精子の質をアップさせていきましょう。
前立腺がんのリスクを低下させる
月に21回以上射精する男性は、月に4~7回しかしない男性と比べて、前立腺がんになる確率が約20%低いことが研究で明らかになりました。
実は前立腺がんは肺がんや胃がんよりも発症率が高い、がんの中でもメジャーなもの。治療には大きな負担が伴うこともあり、意識して予防につとめることが大切です。
射精の習慣をつけることで将来的な健康の維持につながるなら、無理して我慢する必要はありませんよね。性欲が溜まったときにはきちんと発散をして、いつまでも健康で男らしい生活を実現していきましょう。
適度な射精は男性機能のメンテナンス。過度な禁欲はお勧めしない
今回はオナ禁に関する噂の真実と、射精で得られるメリットについてお伝えしました。オナ禁を続けることでテストステロンが増える、女性にモテるといったことは科学的に考えにくいことがお分かりいただけたと思います。
1週間程度の禁欲であれば一時的にテストステロンが上昇するというデータもありますが、射精で得られるメリットの方が多いため、基本的には自分の性欲に合わせて適度に発散するのがおすすめです。
とはいえ、自慰行為を過度に行ったり、特殊な方法で行うことには別のリスクも伴います。
参考文献
- Lack of sexual activity from erectile dysfunction is associated with a reversible reduction in serum testosterone
- STUDIES ON THE RELATIONSHIP BETWEEN PLASMA TESTOSTERONE LEVELS AND HUMAN SEXUAL ACTIVITY
- Is Sex Good for Your Health? A National Study on Partnered Sexuality and Cardiovascular Risk Among Older Men and Women
- Hormonal response after masturbation in young healthy men – a randomized controlled cross-over pilot study
- Relationship between the duration of sexual abstinence and semen quality: analysis of 9,489 semen samples
- Ejaculation Frequency and Risk of Prostate Cancer: Updated Results with an Additional Decade of Follow-up
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