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NP+一次情報編集部
本記事のデータを引用する際は以下の文言の記載をお願いいたします。
出典:株式会社アルファメイル
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筋トレで性欲や勃起力は上昇するのか?
24時間利用可能なフィットネスジムが続々とオープンしたり、筋トレ系youtuberやインフルエンサーの増加。ここ最近の筋トレブームには非常に驚かされます。
健康維持や、ボディメイクをしてモテるため、男らしい体を手に入れてなめられないようになりたい。理由は様々ですが、男性向けヘルスケアブランド「ナイトプロテイン」を運営する我々のお客様の中にはED改善や性欲向上といった男性機能の最適化を目的に筋トレを行う男性も非常に多いです。
筋トレには筋肉や骨格、性器の成長や積極性、ストレス耐性といった男性的特徴を色濃くする男性ホルモンであるテストステロン量の分泌を促進する効果もあります。男性特有のコンディション作りといった意味で筋トレはメリットだらけと言えるでしょう。
実際に筋トレを行う事でどのくらい勃起力や性欲を高める効果があるのでしょうか?体感レベルでの変化は得られるのでしょうか?
男性500名を対象に筋トレによる男性機能面の変化に関する調査を実施した結果、筋トレ開始後に男性機能(勃起面と性欲面)が強くなったと感じた男性は18.1%と約2割以下となりました。
様々な調査において、筋トレによる男性機能改善効果が確認されている事を加味すると、2割以下という数値は若干少ないように感じます。
今回調査を行った500名の回答詳細を調査すると、筋トレといってもジムに通わずに自宅で週に一度程度腹筋をする、軽い腕立て伏せをするといったライト層もかなり含まれている事が判明しました。
そのため今回は筋トレを行っている男性の中でも、どのような頻度や量、トレーニング方法が男性機能に影響を与えているのか?を調査していこうと思います。
EDや性欲減退といった男性特有の悩みを抱えている方はぜひ本分析結果を参考にトレーニングに励んで下さい。
<調査概要>
- 対象者:男性500名
- 方法:インターネット上でのアンケート調査
- 実施期間:2023年5月24日~5月29日
- 実施者:株式会社アルファメイル「ナイトプロテイン事業部」
男性機能が高い筋トレ実施者の特徴
今回は男性500名を対象に筋トレの頻度や負荷、ジム通いの有無、体形、トレーニングメニュー、睡眠時間などと勃起機能や性欲面の関係性の調査を実施致しました。調査の結果、判明した性機能が高い男性トレーニーの特徴を順番に紹介していきます。
特徴1.週に6時間以上の筋トレを実施している
筋トレの実施時間と勃起機能の関係性を調査したところ、トレーニーの中でEDなど男性機能面に一切の悩みが無いと回答した男性は週6時間以上のトレーニング実施者の割合が最も高い結果となりました。
週の筋トレ実施時間が1時間程度の男性の中で、勃起に一切の問題が無いと回答した人の割合(40.2%)に対し、週に6時間以上筋トレを行っている男性の数値は57.1%と4割以上も勃起に関する悩みが少ない事が判明しました。
また性欲の強さの面においても同様の結果が得られました。
性欲が強い方だと思うと回答した男性の割合が最も高かったのは週のトレーニング時間が6時間以上の層。週に1時間トレーニングを実施している層の中で性欲が強い方だと思うと回答した男性よりも、6時間以上筋トレをしている人は2.5倍以上も性的欲求が強いと実感している男性の割合が高い結果となりました。
勃起面においても性欲面においてもやはりトレーニングの時間は非常に大きく影響するようです。
特徴2.息が上がり、大量に発汗するトレーニングを実施している
もちろんただ長時間筋トレを行えば良いというわけではありません。強い負荷をかければかけるほど勃起力や性欲面にポジティブに影響する可能性が高いです。
毎回のトレーニング時の負荷と勃起に関する悩みの関係性を調査した結果、息が上がり汗をかく程度まで追い込んだ筋トレの方がEDに悩む男性の比率は少なくなる傾向があります。
性欲面に関しては勃起面よりもさらに顕著な差が表れており、息が上がらない程度に軽いトレーニングを行っている男性よりも、かなり息が上がり大量に発汗する筋トレを行っている男性は性欲が強いと感じる割合が3.3倍も高い結果となりました。
実際にノースカロライナ大学が短時間で体を追い込むHIIT(ヒット)トレーニングを被験者に実施させた実験では、有酸素運動を実施した被験者グループよりも遊離テストステロンの増加量が高い事が判明しています。
テストステロンは性欲や勃起など男性機能とも非常にかかわりの深いホルモンです。下半身に関する悩みを抱えているトレーニーの方々は負荷を意識してみるのも良いでしょう。
特徴3.体重やBMIより筋肉量が影響する
今回はBMI(身長と体重から計測する肥満指数)と男性機能の関係性についての調査も実施をしました。しかしBMIでは筋肉量や脂肪量の計測出来ないためか、優位性のあるデータの取得が出来ませんでした。
そこで体形(自己申告)と男性機能の関係性の分析も実施。選択肢として用意した体形は以下の5つ。
- 脂肪量は少なく筋肉量が多い
- 若干脂肪はあるが筋肉量は多い
- 一般体型
- 肥満気味
- やせ型
体形と勃起力の関係性調査では、「脂肪量は少なく筋肉量が多い」、「脂肪はあるが筋肉量は多い」、そして「やせ型」の3つの体形がほぼ同率でED率が最も低い結果となりました。
脂肪は少なく筋肉量が多いと回答した男性のEDに悩んでいる(悩む事がある/深刻に悩んでいる)割合が16.2%であるのに比べ、肥満男性でEDに悩んでいる人の割合は23.5%と、約45%もED率が高い事が判明しました。
性欲面においても近い結果が確認され、性欲が強いと回答した男性は「脂肪量は少なく筋肉量が多い」、「若干脂肪はあるが筋肉量は多い」と回答している男性の方が、それ以外の体形の男性よりも「性欲が強い」と回答している人の割合が多い結果となりました。
実際に肥満の男性は、通常よりも20~25%近くも性欲や勃起力に影響するテストステロン値が低いといった研究データも存在します。
特徴4.自重ではなくジムでウェイトトレーニングを実施している
ここ最近は手ごろな価格で通える24時間ジムも普及してきました。経済産業省の調査によると、近年のフィットネスクラブ利用者は累計で2000万人を超え、コロナ前までの20年間で約2倍に増加。
男性機能の強化や改善といった意味で、ジムに通う事は良い投資になるのでしょうか?ジムで筋トレをしている人と筋トレはしているがジムには通っていない男性の性機能を比較してみました。
勃起に関する悩みとジム通いの有無の関係性を調査したところ、ジムに通っている男性で勃起に一切の悩みが無いと回答した人は43.2%。ジムに通っていない層は39%とEDの割合はジム通い層の方が若干低い結果となりました。
性欲面についてはさらに大きなギャップが確認できました。
性欲面に関しては勃起面よりもさらに顕著な差が表れており、息が上がらない程度に軽いトレーニングを行っている男性よりも、かなり息が上がり大量に発汗する筋トレを行っている男性は性欲が強いと感じる割合が3.3倍も高い結果となりました。
実際にノースカロライナ大学が短時間で体を追い込むHIIT(ヒット)トレーニングを被験者に実施させた実験では、有酸素運動を実施した被験者グループよりも遊離テストステロンの増加量が高い事が判明しています。
テストステロンは性欲や勃起など男性機能とも非常にかかわりの深いホルモンです。下半身に関する悩みを抱えているトレーニーの方々は負荷を意識してみるのも良いでしょう。
【まとめ】勃起力や性欲向上には週6時間以上ジムに通い、体形が変わるまで筋トレをしよう
今回は筋トレによる男性機能への影響を調査致しました。確かに筋トレはEDの解消や改善等の勃起面、そして性欲の強さにも影響すると言えるでしょう。
ただし、残念ながら軽い運動をたまにやってもあまり大きな変化は得られない可能性が高いです。調査の結果、筋トレを行っている男性で性機能が健康的な方には以下のような特徴が確認されました。
- 息が上がり発汗するハードなトレーニングを実施している
- 週に6時間以上の筋トレを行っている
- しっかりと体に筋肉が付いている
- ジムに通い、ウェイトトレーニングを実施している
もちろんオーバーワークにつながるような過度なトレーニングはNG。ここ最近の健康ブームの影響もあってか、過剰な量の運動やスポーツを続ける事による運動ストレス性低テストステロン症という病態も認知されはじめました。
過度に運動を行うと、体の疲労回復が追い付かず、男性の下半身のパフォーマンスに大きく影響するテストステロン量が逆に低下してしまう事があるのです。男性として健康に過ごすためにも適度な運動を意識しましょう。
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