執筆者
管理栄養士
鈴木 亜子
大学卒業後、主に医療機関に勤務。チーム医療の一端を担い、生活習慣病や腎疾患(透析療法や腎移植後)などさまざまな疾患の栄養管理に取り組む。得意分野は糖尿病で、糖尿病透析予防や特定保健指導(糖尿病重症化予防)なども担当。現在は豊富な栄養相談経験を活かし、健康に関わる分野のライターとして活動中。「なるほど!」と思っていただける、分かりやすい記事執筆を心がけている。
コエンザイムQ10(CoQ10)とは
聞いたことはあるものの「そもそもコエンザイムQ10って何?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんね。コエンザイムQ10は、体内ではビタミンと似たような働きを持ち、私たちの健康に欠かせない成分として知られています。ここでは、コエンザイムQ10の働きや不足した場合の健康への影響などについてご紹介します。
コエンザイムQ10の正体
コエンザイムQ10は、別名「ユビキノン」とも呼ばれる物質です。ビタミンのように体にとって重要な働きをすることから「ビタミン様物質」とも呼ばれているコエンザイムQ10は、細胞のミトコンドリア内で生命活動のエネルギー源となる「ATP(アデノシン3リン酸)」の産生に関わっています。
コエンザイムQ10がウシの心臓から見つかったのは1957年のこと。時期を同じくして、ブタの肝臓からはユビキノン-10が発見されました。その後の研究によりユビキノン-10とコエンザイムQ10は同一の物質であることが分かっています。このようにコエンザイムQ10は特に心臓に多く存在し、休むことなく体のすみずみまで血液を送る心臓のエネルギー供給には欠かせません。日本では1973年にうっ血性心不全薬として認可されますが、食品として認められたのは2001年。この頃からコエンザイムQ10は、サプリメントなどの健康食品としても利用されるようになりました。現在では食品だけにとどまらず、化粧品やシャンプーなどの成分としても身近な存在になっています。
コエンザイムQ10の働き
細胞のミトコンドリア内で、人間が生きていく上で必要なエネルギー源を生み出しているコエンザイムQ10。この作用以外にもコエンザイムQ10には「抗酸化作用」があります。
私たちの老化の原因となっているのが「活性酸素」。呼吸をすることで体内に酸素が取り込まれますが、その酸素の一部が通常よりも活性化された状態になったものが活性酸素です。活性酸素はストレスや紫外線、たばこなどにより多く産生され、細胞のさび付き、つまり老化を引き起こします。これが「酸化ストレス」です。
この細胞の老化を防ぐのが、コエンザイムQ10をはじめとする「抗酸化物質」です。抗酸化物質には、いわゆる抗酸化ビタミンと呼ばれる「ビタミンA」「ビタミンC」「ビタミンE」や、緑茶のカテキンに代表される「ポリフェノール」、緑黄色野菜や果物などに含まれるβ-カロテンなどの「カロテノイド」があります。またコエンザイムQ10は体内でも作られていますが、そのピークは20代で、加齢とともに減少するといわれています。これらのことを踏まえると、老化とコエンザイムQ10には密接な関係があるといっても過言ではなさそうですね。
コエンザイムQ10が不足した場合のリスク
コエンザイムQ10はエネルギー産生に関わる物質です。そのため不足するとだるさや疲れやすさ、食欲不振などの症状が出現する可能性があります。
また、心臓の重要なエネルギー源となっていることから、血液を送り出すポンプ機能の低下による血液循環の悪化が生じ、むくみや肩こりなどのさまざまな不調が現れたり、心臓の病気が悪化したりする可能性が考えられます。さらに、コエンザイムQ10が不足することで抗酸化に関わる機能が低下し、老化や生活習慣病発症のリスクも高まるでしょう。
コエンザイムQ10に確認されている機能や効果
それではコエンザイムQ10に期待できる主な効果をご紹介します。
1.女性の妊活サポート効果
コエンザイムQ10は、妊娠を望む女性の「妊活」をサポートする成分であると考えられています。不妊の原因はさまざまですが、妊娠しにくくなる理由の一つが「加齢」です。女性の生殖機能の低下は、加齢とともに減少するコエンザイムQ10の影響を受けることが報告されています。
高齢のマウスおよび人間の卵母細胞で行われた研究では、卵子のもととなる卵母細胞の質および量の低下は、コエンザイムQ10の産生に関わる酵素の発現が低下することで起こることが観察されました。またこの状況は、コエンザイムQ10の投与によって元に戻すことができることも明らかにされています出典[1]。
20歳をピークにコエンザイムQ10の産生は低下するといわれています。妊娠を望む方は年齢に関わらず摂取しておきたい成分であるといえますね。
2.男性の妊活サポート効果
女性だけでなく男性の妊活サポートもしてくれるのがコエンザイムQ10です。
不妊の原因が男性側にあるものが「男性不妊」です。男性不妊の原因には「精子がたくさん作れない」「精子が出てこれない」「性行為ができない」などがあります。また、精子の状態が悪化することでも、妊娠率の低下につながります。
精子の状態悪化に影響を及ぼすのは、活性酸素による酸化ストレス。この酸化ストレスから精子を守ってくれるのが、抗酸化作用のあるコエンザイムQ10なのです。
不妊の原因が不明である228名の男性を対象とし、26週間毎日200mgのユビキノール(コエンザイムQ10の還元型)を経口投与し、その後12週間の休薬期間を追跡調査しました。その結果、精子の密度や運動性、形態は休薬期間中徐々に元に戻る傾向があったものの、対照群と比較して有意に改善しました出典[2]。
また男性不妊患者を対象とした3つの試験(コエンザイムQ10投与群男性149名、対照群男性147名)の結果を分析したところ、出生率や妊娠率を増加させたという根拠はなかったものの、コエンザイムQ10の精液中濃度および精子濃度、精子運動率は改善したといえる結果であったことが分かりました出典[3]。
コエンザイムQ10は、パートナーの妊娠を望む男性をサポートしてくれる成分であるといえるでしょう。
3.スキンケアやコンディション維持
紫外線を浴びることなどにより肌の老化に効果を示すのが、コエンザイムQ10です。老化の原因となる活性酸素の過剰発生は、紫外線によっても生じます。コエンザイムQ10を皮膚に塗ることで紫外線によるシワなどのダメージを軽減し、肌のコンディションを良好に保つ効果が期待できます。
コエンザイムQ10を皮膚に塗布すると、皮膚深層部ではコエンザイムQ10濃度が有意に上昇します。また培養ヒト表皮角化細胞(ケラチノサイト)に、皮膚と同濃度のコエンザイムQ10を加えたところ、エネルギー代謝の増大が確認されました。さらにストレスを受けた皮膚はコエンザイムQ10の補給により、活性酸素の減少や抗酸化力の増加がみられました。このことから、コエンザイムQ10は皮膚細胞のエネルギー代謝を増強させるほか、皮膚の抗酸化に有効な作用を示すことが明らかとなりました出典[4]。
また別の研究では、コエンザイムQ10を皮膚に塗布することで、紫外線による酸化ストレスやシワの深さを軽減させたほか、紫外線による皮膚線維芽細胞のコラーゲン分解酵素の発現を抑制することができたと報告されています。この結果から、コエンザイムQ10が光老化からもたらされる悪影響の多くを予防する効果があることが示唆されました出典[5]。
皮膚に塗ることで皮膚細胞のエネルギー産生を高めたり、紫外線による肌の老化を抗酸化という形で防止してくれたりするコエンザイムQ10は、若々しい肌を保ちたいという方の強い味方となってくれそうですね。
4.頭痛の緩和
コエンザイムQ10は片頭痛の予防に効果を示すことが示唆されています。
片頭痛の原因は脳血管の拡張や炎症、ストレスなどの他、ミトコンドリアの機能低下による脳内のエネルギー不足も要因の一つであるといわれています。そのため、ミトコンドリアの機能を正常化するコエンザイムQ10の補給が、片頭痛の緩和に有効であると考えられているのです。
42名の片頭痛患者を対象にコエンザイムQ10を1日あたり100mg×3回投与したところ、治療3ヶ月目の発作頻度、頭痛日数、吐き気を伴う日数において、対照群よりも効果が優れていることが分かりました出典[6]。
また、コエンザイムQ10欠乏症で頻繁に頭痛がする通院患者1,550名(3〜22歳、平均年齢13.3±3.5歳)を対象に、1日あたり体重1kgあたり1〜3mgのコエンザイムQ10を摂取させたところ、頭痛の頻度が改善されました出典[7]。
片頭痛を起こしやすいという方は、コエンザイムQ10を意識して摂取してみるのもよいでしょう。
5.認知力など脳機能のサポート
コエンザイムQ10の補給は、脳の酸化ストレスによって生じるアルツハイマー病や、細胞のミトコンドリア機能を改善しパーキンソン病の予防に役立つと考えられています。
治療を必要としない早期パーキンソン病患者80名を対象に、16ヶ月間1日あたり300mg、600mg、1200mgのコエンザイムQ10をランダムに投与したところ、対照群と比較し1200mg投与した群で有意に病状の進行を遅らせました出典[8]。
また、コエンザイムQによるアルツハイマー病の症状改善の可能性を調査した動物実験では、マウスに体重1kgあたり10gのコエンザイムQ10を食餌により1ヶ月与えたところ、酸化ストレスマーカーである「カルボニル化蛋白」のレベルが有意に抑制されました。また、コエンザイムQ10の合成を妨げるロバスタチンを体重1kgあたり2g食餌により1ヶ月投与したところ、脳内コエンザイムQ10レベルは大幅に低下しました出典[9]。
このようにコエンザイムQ10には、パーキンソン病の機能低下を遅らせたり、動物実験ではありますがアルツハイマー病の予防に貢献する可能性が示唆されたりといった効果が期待されています。
今後の研究に期待がかかる分野ではありますが、加齢による認知機能低下が気になるという方は、意識して補給してみるのもよいかもしれませんね。
6.運動パフォーマンスの向上
コエンザイムQ10は、激しい運動で生じる活性酸素による筋肉の酸化ストレスを抑える働きがあります。
筋肉が酸化ストレスを受けることは疲労につながるため、コエンザイムQ10を補給することで持久力の向上などが期待できるでしょう。
座位の多い健康な男性15名に1日あたり100mgのコエンザイムQ10を8週間にわたり投与し、短時間で最大パワーを発揮する運動を行った際の酸化ストレスを調査しました。その結果、コエンザイムQ10の補給は、短時間で最大パワーの運動を繰り返したあとの酸化ストレスの増加を防ぐことが示唆されました出典[10]。
また別の研究では、有酸素運動をしている22名の男女を対象に100mg のコエンザイムQ10サプリメントを1日2回14日間継続的に摂取させたところ、血中コエンザイムQ10濃度が上昇し、疲労困憊となるまでの時間を延長することが分かりました出典[11]。
コエンザイムQ10は、日頃からスポーツを行う方にもおすすめの成分であるといえそうですね。
7.心臓のコンディショニングサポート
コエンザイムQ10は心臓の筋肉に多く存在しているといわれています。そのため、心不全などの心疾患への効果についての研究が多く発表されています。
中等度から重度の慢性心不全患者420名を対象とした試験では、コエンザイムQ10投与群には1日3回100mgを投与し2年間の経過を観察しました。その結果、コエンザイムQ10投与群は対照群と比較して、心血管イベント発生率および死亡率と入院発生率の有意な低下、心機能の有意な改善がみられました出典[12]。
また、治療中の慢性うっ血性心不全患者(NYHA心機能分類III および IV)641名を対象とし、コエンザイムQ10投与群には1日体重kgあたり2mgを1年間投与したところ、心不全の悪化により入院を要した患者の数は、対照群よりも少なかったことが報告されています。さらに肺水腫または心臓喘息を生じた例も、対照群と比較して減少傾向にありました出典[13]。
心臓は酸素を豊富に含んだ血液を体のすみずみまで送り出す働きがあります。心疾患の改善や予防だけではなく、血液循環の悪化から生じる体の不調、例えばむくみや肩こりなどを改善したいという方にも適した成分であるといえるでしょう。
コエンザイムQ10の摂取方法と推奨量
さまざまな効果が期待されるコエンザイムQ10ですが、摂取するにあたっての注意点などはあるのでしょうか。コエンザイムQ10の推奨摂取量や、摂取するにあたってのポイントをご紹介します。
コエンザイムQ10を豊富に含む食材
コエンザイムQ10は、人間を含む動物の細胞に含まれている成分です。イワシやサバなどの青魚や豚肉、牛肉、鶏肉などの肉類に豊富に含まれています。また植物性の食品では、きな粉やピーナッツにも比較的多く含まれています。
サプリを利用する場合の推奨量
コエンザイムQ10は摂取した際に重大な副作用の報告はなく、安全であると考えられています。実際に初期のパーキンソン病の方を対象とした臨床試験では、1 日 1,200 mgの摂取でも安全性が高いことが確認されています出典[8]。
また、他の臨床試験においては100mgの継続摂取で頭痛の緩和や運動パフォーマンスの向上が報告されていることから、100mg〜1200mgの摂取が最適と考えられます。
コエンザイムQ10の摂取タイミングと効果的な摂取方法
コエンザイムQ10は脂に溶けやすい脂溶性の性質を持つ成分です。そのため、脂の多い食材と一緒に摂取したり、調理に油を使ったりすることで効率よい吸収が望めるでしょう。サプリメントで摂取する場合は、食餌中や食後の摂取がおすすめです。
また、コエンザイムQ10と同様の抗酸化作用を持つ抗酸化ビタミン(ビタミンA、E、C)を一緒に摂取することで、より抗酸化作用が高まると考えられます。
ビタミンA・EはコエンザイムQ10同様、脂によって吸収が高まる脂溶性の性質がありますが、ビタミンCは水溶性ビタミンです。水溶性ビタミンは水に溶けやすく熱に弱い性質があるため、生で摂取したり加熱し過ぎないようにしたりすることがポイント。また、スープなど汁ごと摂取できる料理にすることで、効率よく摂取できます。
- ビタミンAを多く含む食品:緑黄色野菜、うなぎ、レバーなど
- ビタミンEを多く含む食品:ナッツ類、植物性油、かぼちゃなど
- ビタミンCを多く含む食品:果実類、ブロッコリー、ピーマンなど
抗酸化作用に期待してコエンザイムQ10を摂取してみたいと考えている方は、抗酸化ビタミンの摂取も意識してみてくださいね。
まとめ
別名ユビキノンとも呼ばれるビタミン様物質が、コエンザイムQ10です。コエンザイムQ10は、細胞のミトコンドリア内で私たちの生命活動のエネルギー源となるATP(アデノシン3リン酸)の産生に関わっています。コエンザイムQ10の抗酸化作用は、酸化ストレスによる悪影響を取り除くことで妊活や肌のコンディションを整える作用など、さまざまな効果が期待されています。
食品から摂取することも可能ですが、効率よく摂取するにはサプリメントから摂取するのも一つの方法です。しかしサプリメントで摂取する際には、安全性の高い成分であるとはいえ、コエンザイムQ10が体内でつくられていることや医薬品としても認められている成分であることも考慮しつつ、利用する製品を見極めてみてくださいね。
出典
- 1.
Ben-Meir A, Burstein E, Borrego-Alvarez A, Chong J, Wong E, Yavorska T, Naranian T, Chi M, Wang Y, Bentov Y, Alexis J, Meriano J, Sung HK, Gasser DL, Moley KH, Hekimi S, Casper RF, Jurisicova A. Coenzyme Q10 restores oocyte mitochondrial function and fertility during reproductive aging. Aging Cell. 2015 Oct;14(5):887-95.
- 2.
Safarinejad MR, Safarinejad S, Shafiei N, Safarinejad S. Effects of the reduced form of coenzyme Q10 (ubiquinol) on semen parameters in men with idiopathic infertility: a double-blind, placebo controlled, randomized study. J Urol. 2012 Aug;188(2):526-31.
- 3.
Lafuente R, González-Comadrán M, Solà I, López G, Brassesco M, Carreras R, Checa MA. Coenzyme Q10 and male infertility: a meta-analysis. J Assist Reprod Genet. 2013 Sep;30(9):1147-56.
- 4.
Knott A, Achterberg V, Smuda C, Mielke H, Sperling G, Dunckelmann K, Vogelsang A, Krüger A, Schwengler H, Behtash M, Kristof S, Diekmann H, Eisenberg T, Berroth A, Hildebrand J, Siegner R, Winnefeld M, Teuber F, Fey S, Möbius J, Retzer D, Burkhardt T, Lüttke J, Blatt T. Topical treatment with coenzyme Q10-containing formulas improves skin's Q10 level and provides antioxidative effects. Biofactors. 2015 Nov-Dec;41(6):383-90.
- 5.
Hoppe U, Bergemann J, Diembeck W, Ennen J, Gohla S, Harris I, Jacob J, Kielholz J, Mei W, Pollet D, Schachtschabel D, Sauermann G, Schreiner V, Stäb F, Steckel F. Coenzyme Q10, a cutaneous antioxidant and energizer. Biofactors. 1999;9(2-4):371-8.
- 6.
Sándor PS, Di Clemente L, Coppola G, Saenger U, Fumal A, Magis D, Seidel L, Agosti RM, Schoenen J. Efficacy of coenzyme Q10 in migraine prophylaxis: a randomized controlled trial. Neurology. 2005 Feb 22;64(4):713-5.
- 7.
Sándor PS, Di Clemente L, Coppola G, Saenger U, Fumal A, Magis D, Seidel L, Agosti RM, Schoenen J. Efficacy of coenzyme Q10 in migraine prophylaxis: a randomized controlled trial. Neurology. 2005 Feb 22;64(4):713-5.
- 8.
Shults CW, Oakes D, Kieburtz K, Beal MF, Haas R, Plumb S, Juncos JL, Nutt J, Shoulson I, Carter J, Kompoliti K, Perlmutter JS, Reich S, Stern M, Watts RL, Kurlan R, Molho E, Harrison M, Lew M; Parkinson Study Group. Effects of coenzyme Q10 in early Parkinson disease: evidence of slowing of the functional decline. Arch Neurol. 2002 Oct;59(10):1541-50.
- 9.
Wadsworth TL, Bishop JA, Pappu AS, Woltjer RL, Quinn JF. Evaluation of coenzyme Q as an antioxidant strategy for Alzheimer's disease. J Alzheimers Dis. 2008 Jun;14(2):225-34.
- 10.
Gül I, Gökbel H, Belviranli M, Okudan N, Büyükbaş S, Başarali K. Oxidative stress and antioxidant defense in plasma after repeated bouts of supramaximal exercise: the effect of coenzyme Q10. J Sports Med Phys Fitness. 2011 Jun;51(2):305-12.
- 11.
Cooke M, Iosia M, Buford T, Shelmadine B, Hudson G, Kerksick C, Rasmussen C, Greenwood M, Leutholtz B, Willoughby D, Kreider R. Effects of acute and 14-day coenzyme Q10 supplementation on exercise performance in both trained and untrained individuals. J Int Soc Sports Nutr. 2008 Mar 4;5:8. doi: 10.1186/1550-2783-5-8.
- 12.
Mortensen SA, Rosenfeldt F, Kumar A, Dolliner P, Filipiak KJ, Pella D, Alehagen U, Steurer G, Littarru GP; Q-SYMBIO Study Investigators. The effect of coenzyme Q10 on morbidity and mortality in chronic heart failure: results from Q-SYMBIO: a randomized double-blind trial. JACC Heart Fail. 2014 Dec;2(6):641-9.
- 13.
Morisco C, Trimarco B, Condorelli M. Effect of coenzyme Q10 therapy in patients with congestive heart failure: a long-term multicenter randomized study. Clin Investig. 1993;71(8 Suppl):S134-6.
LINEで専門家に無料相談
365日専門家が男性の気になる疑問解決します