《副作用注意》アシュワガンダ/ハマビシは危険!海外製サプリに潜む健康リスク
2023年4月12日更新

執筆者

株式会社アルファメイル

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【高リスク!?】日本では医薬品指定だけど海外サプリ配合の成分3種類

今回、ピックアップした成分は次の3つ。

  1. アシュワガンダ
  2. ハマビシ(トリビュラス)
  3. ヨヒンビン(ヨヒンベ)

聞いたことがある成分もあるかもしれません!

でも日本国内では医薬品なんです!

では、1つずつ説明していきます
 

アシュワガンダ

アシュワガンダはインドを原産国とする背の低い樹木。「馬の匂い」と名付けられるほど独特な香りが漂うのが特徴です。

ウィタノライドと呼ばれる物質が高濃度で配合されており、逞しくありたい男性をサポートする働きがあるとして人気の成分。

実は、以前は日本国内でもドラッグストアなどで市販されていました。

契機は2013年。

副作用や危険性があるとして医薬品成分指定をされ、店頭から消滅。

実際、2017年には国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所からアシュワガンダの健康被害報告が発表されています。

アシュワガンダを記載されていた推奨用量の2~3倍に増量して1ヶ月程度継続摂取していたところ、黄疸、皮膚掻痒感を生じて医療機関を受診。肝機能障害のためアシュワガンダの摂取を中止したが症状が遷延し、抗ビリルビン血症の増悪、胆汁栓が認められ、受診前に摂取していた医薬品の中止と加療により改善した。DDW-J 2004 薬物性肝障害診断基準で8 点 (可能性が高い) と評価された

また、実際の件数は明確にされていませんが、アシュワガンダを配合したサプリを摂取後に、動悸や倦怠感など健康上の問題も報告されているんです。

4~6時間後に動悸、倦怠感、低血圧、心室不整脈、心房ブロックなどの心毒性を示した症例が12例 (17~60歳男女、インド) 報告されている。摂取したハーブは、アシュワガンダ、Asparagus abscendensが各2名、トリカブト、ビンロウジュ、グッグル他26種含有製品が各1名、不明が5名であり、3名は死亡した

アシュワガンダは2013年までは日本国内でも問題なく販売されていた成分です。

そのため、医薬品指定されている成分の中でも、危険性が高いというわけではありません。

しかし、副作用のリスクが報告されていることは理解しておいてくださいね!
 

ハマビシ(トリビュラス)

ハマビシ(トリビュラス)はヨーロッパやアジア、アフリカなど暖かい気候の環境に生息する植物。

根っこ部分に利尿作用や抗炎症作用があり、伝統医療のアーユルヴェーダでは古来から重宝されている成分です。

例に漏れず、ハマビシも多くの効果が報告されているため、アメリカでは非常に人気。一方で副作用の危険性が高いと言われており、日本だけでなく、ヨーロッパでも医薬品指定されているんです。

実際に報告されている副作用も多岐に渡ります。

胃の収縮、吐き気、胃酸の逆流などの軽微な副作用から、腎臓への深刻なダメージまで。

実際にインドの研究機関で行われた実験では、トリビュラスを数週間摂取したネズミは、実験後に腎臓に障害が発生していました。

人間を対象とした実験では、二日間トリビュラスを含んだ飲料を摂取後、特定の酵素が大幅に増え、被験者男性は1週間の入院を余儀なくされたと報告もあります。

アメリカでは公的に認められている成分であるため、「絶対に飲んではいけない」というほど危険性が高い成分ではありません。

しかしながら、重篤な副作用が発生する可能性もあることを理解し、用法用量を守って摂取するようにしてくださいね。
 

ヨヒンビン

ヨヒンビンはアフリカを中心に自生しているヨヒンベと呼ばれる植物の樹皮から抽出したエキスのこと。

アフリカでは古くから医療用ハーブとして重宝されており、特に男性特有の悩みの改善に利用されてきました。

もちろん副作用もしっかりと報告されています。

主に湿疹、発赤、めまい、発汗、虚脱感などなど。ひどい場合には、高血圧の原因にもなると言われています。

さらに、カリフォルニアの中毒情報システムへの報告内容への調査では、胃腸障害が最も多い副作用だったとのこと。次いで、動悸、不安感、高血圧だったと報告しています。

数は少ないですが、心臓発作や腎臓障害も報告されているんです。

危険性がゼロとは言えない成分です
 

海外製サプリを併用する時は要注意!

今回は、海外サプリに多く含まれる成分の中でも、日本国内だと医薬品成分として扱われている成分を紹介しました。いずれの成分も、副作用の危険性があるからこそ、医薬品として指定されています。

もちろん販売数を考えれば、副作用のリスクが非常に高いというわけではありません。とはいえ、いずれも避けることが出来るリスク。

だからこそ、より安全性の高い「日本製」のサプリメントを選ぶのが得策です。安易に海外製サプリに飛び付くのではなく、摂取の目的から逆算して安全性の高いサプリメントを選ぶのがおすすめです!

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